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映画鑑賞13

映画鑑賞をすること、ほぼ1年。映画を意識的に沢山観ることをしてきた今年、自分のなかで変わったことがある。

それは、『こうならないように頑張ろう』と危機感が芽生えたことや、『こんなふうになりたい』と思うような憧れの人物像を具体的に見つけることが出来た点は非常に大きかったと言える。

まだ、あと19日。残っているからこそ気になる映画を観て、今年だけに留まらせるのではなく、来年以降にも繋げていけるように引き続き継続していきたい。

♦️前回の記事はコチラ⬇️♦️

何者

🌻映画を観た日🌻
2022年12月5日

🌻映画を観た感想🌻

誰しも『俺は何者にだってなれる』と自分を誇示し、『俺は凄え奴だ』と思う時はある。

でも、実際には世の中の多くの人、いわば99%は何者でもない、単なる一般人。

人と人との繋がりが活発になった現代。都会でも田舎でも簡単にネットを開けばSNSで繋がれるこの時代。

就活というフィールドにおいても、ありのままの自分をいかに表現し、短い時間で相手に伝えられるかが求められる就活の難しさ、さらには自分の就活が上手くいかないがために、SNSで他人を妬み嘲笑し、勝手に嫉妬し、行動や挑戦をしない限りは何者でもないのに対し

何者でなくても良いから、就活を受けまくって沢山失敗し踠きながらも上へ上へと何者かになろうと必死に努力する、いわば対比した両者の就活を通して、それぞれの未熟な場面がリアルに描かれている映画。

これから就活される大学生にはオススメしたい映画。

罪の声

🌻映画を観た日🌻
2022年12月8日

🌻映画を観た感想🌻

単なる作り話かと思いきや、まさに観ている側をこの世界へと引き込ませるスケールの壮大な劇場型かつ、実際に発生した事件が元になって描かれた映画。

キーワードとなる3人の子どもの声を頼りに、次々に明るみになっていく事件の真相。しかし、この犯人たちや青木組によって人生が狂わされたり、放火殺人の罪の意識などの濡れ衣を着せられたのは、観ていて胸が痛い。

片方が幸せな人生を歩む一方でもう一方は幸せとはかけ離れた人生を歩んできた対比した人生をそれぞれが歩んできたこと、また幸せな人生を歩んできた者も被害者なのに罪の意識を感じてしまう心情的な罪悪感に陥ってしまう展開にハラハラドキドキした。

学生運動という実際に1960〜70年代に起きた時代の潮流がこの映画にも反映されているけれど、明らかに犯罪になものに子どもの声を利用し、警察の捜査を錯乱させることに罪の意識を感じないのは何故なのか、なぜ冷静ではなかったのか少し気になった。

この事件もそうだけど、事件の標的とされる被害者や犠牲者は、いつも弱い立場にいる人が狙われる傾向がある。しかも、事件は毎日起きているうえに、未だ捕まっていない事件も多数存在する。事件で注目されるのは加害者の声ばかり。被害に遭った被害者や犠牲者、遺族の声は社会から消されてしまい薄れてしまう。それを闇に隠さず拾い上げていく記者たちの必死なるジャーナリズムがあると言うことを僕らは忘れてはいけない。

この子は邪悪

🌻映画を観た日🌻
2022年12月11日

🌻映画を観た感想🌻

交通事故によって5年間眠っているはずの母親が突如、家に帰って来るのはどこか違和感でしかない。普通なら壊死していてもおかしくないのに対し、何事もなかったかのように突如、現れるのは不気味というか奇妙というか、観ていてトラウマになりそうな映画。

ただ、虐待によって苦しんでいる子どもたちを救うために精神的療法と位置付けた催眠術を掛けたり、マインドコントロールをしたりして毒親に心理的負担を負わせようとする歪んだ正義感を持つ窪司朗の心情は理解できたが、この映画を通して何が伝えたいメッセージなのかは、よく分からなかった。

家族を守りたい親の気持ちは分かるにしても、だからと言って他人を殺めるのはアウトやしPTSDになる映画だから危険すぎる。

カルト的な要素が詰まっているから、人にオススメはしない。

全体的にツッコミどころ満載なのと、ホラー映画が部分的に入っているので心臓に弱い方は閲覧注意。

岬の兄妹

🌻映画を観た日🌻
2022年12月11日

🌻映画を観た感想🌻
この映画のテーマとなる『相対的貧困』。国際協力や社会問題に関心ある人なら聞いたことがある言葉だけど、この相対的貧困を忠実に描かれている映画。

妹が知的障碍を患っている関係で普段から目を離せない状態。相対的貧困に陥る危機的な状況を打開するために妹を売春に懸ける兄を見てると、生活保護というセーフティーネットは考えなかったのか疑問に感じる🤔

あと、売春をすれば当然、妊娠のリスクはあるわけで、それらも踏まえた上で一番考えないといけないのに結果的には堕胎したものの、『それ、どうなの?』と思ってしまう場面が多かった。

妊娠しても、お腹の中に宿った赤ちゃんに罪はないわけで、なぜ計画性がないのか、日本の社会問題を描いてるようにも感じた。

ラストの電話は中村さんからの電話で『俺も好きだよ。結婚しよ。』という雰囲気が漂う返事の仕方だったようにも感じたが、真理子は自閉症と知的障碍と思わせる症状を出していたのもあって、障碍を持つ人が生きやすい世の中とは?と考えさせられることが多い。

今日は以上です。
また、映画鑑賞を続けていくので、今後とも宜しくお願い致します!

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