【CLE】(去年を)憧れるのはやめましょう【5月振り返り】
お疲れ様です。いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。
あまり芳しくなかった3,4月をほぼ5割で耐えたガーディアンズですが、上位との差はあまりなく、調子を取り戻しさえすれば地区首位も奪えるぞ!という状態でした。同地区対決も増えた今月ですが、果たして調子は上向いたのでしょうか。
タイトルでネタバレしてるとか言わないの😡
1. 5月の成績
5月は11勝15敗で借金4、シーズン成績は25勝30敗で借金5になりました。首位のツインズとは3.5ゲーム差で先月と変わりませんでしたが、タイガースに抜かされて(1.5ゲーム差)地区3位に落ちました。細かい成績は以下のとおりです。
チーム打撃成績(()内はメジャー30球団中の順位)
チーム投手成績(()内は同上)
打撃成績は見るも無惨な数字が並んでしまいました。これでよく11勝できたなと思ってしまいます。とにかく打線が好調だった直近のオリオールズ戦3試合がなければもっと悪化していました。
一言で表すなら、「ひたすらゴロアウトを積み上げた」といったところでしょうか。GB%が高くてHardhit%が低いということは、打球速度の速くないゴロが多く飛んでいるということです。そりゃ打球が内野の間を抜けるわけないわとため息をつかされます。アンチ現代野球
逆に投手陣はメジャートップクラスの成績を残してくれました。こちらも一言で表すなら、「余計なランナーを出さないことで傷を浅くした」ですかね。FIPは三振が少なすぎて高くなっていますが、チームの傾向として三振を取れる投手を揃えていないので、そこまで問題視していません。珍しく4,5点も取れた試合で逆転負けしたことも何回かありましたが、それ以上にずっと耐えてくれたからこそ取り切れた試合がありましたし、チーム状況が悪い中よく頑張ってくれました。
しかし点を取れないことには勝てません。5月は先発がQSした試合を5つ(うち3つはHQS)落としています。このあたりから両チームロースコアの重苦しい試合を多く繰り広げていたことを窺うことがてきます。
2. ピックアッププレイヤー
2-1 Josh Naylor
5月の打線はこの男なしには語れません。というかJosh NaylorとJosé Ramírez以外はパッとしないか撃沈しています。
左投手に弱すぎるせいでベンチスタートの試合がある中、今月はチームトップの5本塁打、25打点と中軸としての役目をしっかり果たしてくれました。現地31日のオリオールズ戦で4安打、1本塁打、6打点と荒稼ぎしましたが、それを抜いても神様みたい(当社比)な数字です。あまりに好調だったからか、エンゼルスとの3連戦の初戦では、左投手のMatt Mooreからホームランを打ってファンをいい意味で呆気に取らせてくれました。
2-2 Xzavion Curry
開幕からロングリリーフと敗戦処理を中心に登板しているXzavion Curryですが、とにかく安定感のあるピッチングを披露し続けています。3,4月に比べると奪三振が減って被安打が増えましたが、今月も問題なし。毎試合接戦なせいで勝ちを拾えそうな展開でも投げさせられてもこの成績を残せたのは期待以上でした。
特筆すべきは、現地28日のカーディナルズ戦です。1点ビハインドの7回表から登板し、28球中25球がストライクという超積極的なピッチングで3回を2安打無四球無失点に抑えます。直後の9回裏にチームはサヨナラ勝ちを収め、Curryに嬉しいメジャー初勝利が転がり込んできました。以下の記事に彼の試合後のコメントがありましたので紹介します。以下の引用は一部分だけですので、気になった方はぜひ本文を読んでみてください!
https://www.si.com/mlb/guardians/news/xzavion-curry-records-first-career-win-against-cardinals
2-3 Enyel De Los Santos
勝ちパターンで使われているJames Karinchak、Trevor Stephan、Emmanuel Claseの3人が揃って不安定な投球を見せるなか、徐々にEnyel De Los Santosの信頼度が上がってきました。3,4月は便利屋のような使われ方でしたが、今月はほぼ7回か8回に固定されました。
圧巻だったのは現地23日のホワイトソックス戦です。ここまで好投していた先発のルーキーLogan Allenが7回に捕まり、3点を失ってなおノーアウト2,3塁でDe Los Santosに出番が回ってきました。逆転されてしかも相手は1~3番でしたが、ここを三者連続三振に抑え、見事火消しに成功しました。次の登板でも逆転のピンチで完璧なリリーフを見せ、これ以上ないアピールとなりました。そのおかげか今月最後の2試合は普段8回を任されているStephanの前に登板し、Carl Willis投手コーチからもコメントが出ていたので、勝ちパターンの昇格が確定しました。
以下の記事にはWillis投手コーチのコメントだけでなく、ブルペン全体に言及されていました。興味のある方はぜひ読んでみてください!
3. 6月の展望
6月は正念場の月になりそうです。いきなり地区首位のツインズ4連戦から始まり、勝率5割以上のチームと月の半分以上対戦が組まれています。このあたりはひたすら耐えることになると思われるので、鍵は下旬のアスレチックス、ロイヤルズとの6戦になりそうです。
ガーディアンズはここまでスイープが一度もなく、勝率で劣るチーム相手にも取りこぼしているのが現状です。これ以上ツインズと離されないようにするためにも、この6戦はスイープを期待しています。スイープできなくても、6月ラストのカブス戦を含めた7戦で6勝するのが理想です。というかそれくらいしてもらわないと地区優勝が遠のいてしまうので、頑張ってください😑
4. 余談
先月初めに3,4月の振り返りを投稿してから約1ヶ月間、私はnoteに何も投稿していませんでした。理由はガーディアンズが貧打に喘いでいたために毎試合重苦しい展開を繰り広げ、なおかつ負け試合も多かったためになかなか執筆するモチベーションが起きなかったからです。なんならちょっとやさぐれていました。こんなツイートをするくらいに。
この記事を書き始めたのは5月31日の朝なのですが、この日ガーディアンズは5-8で負けました。先発のCal Quantrillが2回7失点といきなり崩れ、反撃も及びませんでした。普段だったら2回で7点ビハインドは終戦モードになり、無抵抗に試合が終わっていたと思います。ですがこの日は違いました。中盤から反撃を開始し、最終的に5点取ることができました。0-2だろうが5-8だろうが同じ1敗に変わりありませんが、貧打に苦しんでいたチームからすると、5点返したということは何よりのポジ要素なのです。負けたのにこのポジり具合ですから。
モチベーションって大事ですね。でも気分屋みたいなことをやってたらnoteが続かなくなるので、6月はガーディアンズの調子に左右されずちゃんと書きます。
6月は勝ち越せますように🙏