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【マタニティさんを応援するマーク】
マタニティマーク、ありますね。
「お腹に赤ちゃんがいますよ」って、妊婦さんが目印のためにバッグにつけてたりするチャーム。
「赤ちゃんに気をとられながら慎重に動いてる者です。遅かったり挙動不審に見えたりするかも。すいませんね、ひとつよろしくね」
っていう意味合いのあれね。
車についてる「赤ちゃんが乗ってます」マークと一緒の。
私も妊婦時代、つけてたわけです。
そんで、つけながら、
「これ見て、『あ、妊婦だ!よし、やってやーろう!』って思うヤツに出くわしたら終わりだな」
とか思ってたわけです。
怖いよね。思考が。
でもわりとね、冗談ではなく、本当にそのぐらい戦々恐々と覚悟をきめて日々を過ごしていました。
んでそういう妊婦さん、きっと他にもいると思うんですよね。
妊娠って、したら無事に産めるってもんでもないんで。それを身をもって知ってる人はなおさら。
お腹大きいまま産休ギリギリまで通勤してる人もいるし。
そのぐらい腹をくくっていかないと、逆にいざというときに身を守れないし。
で、子どもが生まれてもそれはあんま変わらなくて、
電車乗んなきゃいけないとか、大勢人がいる場所にいかなきゃいけないとか、
それこそマタニティマーク以上に主張してくれる子どもがいるから
お母さんいつもドキドキなわけですよ。
でも、たいていは周りの人は実は優しいわけです。
子どもが泣いたって、何とも思ってない人がほとんどで、
たとえイラッときたって、それは自分が疲れてるからで、別に赤ちゃんのせいじゃないってわかってる人が普通です。
本当にそう思うんです。
たいていはみんな思ってる。そんなに恐縮しなくていいよ、お母さんって。
で、子どもを泣かせて平気なお母さんもそういない。
ごめんねみんな、って、そう思ってる。
ちゃんとお互いを思いやってる。
表面に出さないだけで。
特にお母さんの立場だと、チラッと視線もらうだけでも重く受け止めちゃうんで、
周りの人もみんな、それをわかってるからまるで見えてないかのようにふるまう。
そこに優しさがいっぱいある。
たまーに表面に出しちゃう厄介さんのせいで、
その思いやりが目に見えないのは非常にもったいないなと思っていたら、
出会いました、「マタニティを応援するマーク」。
妊婦さんに優しくない人なんて実はそうそういなくて、たとえば電車で子どもが泣いてたって大抵の人は気にしてません。
— マタニティを応援するマーク (@maternity_papa) January 25, 2021
たまーにいる厄介さんだけが大声をあげるせいで、善意の「可愛いなあ」のなにげない目線すら妊婦さんたちの負担になってしまう。
それがイヤだなあと思っていたら、こんなステキな pic.twitter.com/NdEYKruTUZ
(リンクつけようと思ってTwitterを拝見したら、
私のコメントを載せてくだすっていた!わー!なのでせっかくだから!転載!)
つけてるだけで、「妊婦さん、サポートするよ」って意思表示ができるすぐれもの。
これはいい。
開発者のかたが男性だそうで、どっちかというと男性向けのアイテムみたいですね。
インドでナプキン開発した男性の映画がありますけど、
こういう、女性の悩みを男性が解決すべく動いてくれるの、本当に助かりますね。
話が早いんですよ。
世の厄介さんも、男性相手なら文句言えない人多いし。
まあ女性がつけちゃダメってわけじゃないので、私は私がつけたくて買ったんですが、
私がつけてるとマタニティマークに見えるかもしれない。
電車の中で席を譲ってもらったりすると説明に困っちゃうので、
そこに何かワンクッションおけないかなと思って考えたところ……
ピンちゃんがみごとマッチング♥️
これは可愛い。
色も合ってる。さすが!
最初にピンちゃんが目をひいてくれるから
下のマークに目を止める人をフィルタリングしてくれる。
要するに、メインターゲットである男性の役割をしてくれるわけですね!ピンちゃんが!
神神グッズのねむきゅんデザインピンちょろちゃんが!
(しつくづく私はねむきゅんデザインに弱い。)
ピンちゃん通り越してマタニティマークに目がいく人はきっと
マタニティマークに日頃から親しんでる人。
すなわち妊婦さんや子連れさん。
そういう人が身近にいる人。
その人たちがこれを見て、
「サポートマークとかあるんだ……」
「そういうのつけてる人いるんだ……」
と思ってくれれば、私としては万々歳なわけです。
もちろん、妊婦だった頃と同じく
厄介さんを引き付けちゃったらあらどうしましょ、とドキドキする気持ちも
まったくないわけではないんですが。
まあ遭ったら遭ったでしょーがない、あらーごめんなさいねーとヘラヘラすり抜けよ~という
子持ちのおばちゃん魂も少しは育ってますので、
勇気出しつつうまいことがんばっていこうと思います。
お母さんはお母さんでね、社会の弱者に見られつつも、
こうやっていろんな人から助けをもらって
のらりくらりとかわしながら強く生きてたりするんだよ。
お互いがんばろうね。そういう気持ちをこめて。