お正月の読書 謙虚なリーダーシップ
2020年12月29日
本日は、謙虚なリーダーシップを読んでいます。エドガー・シャイン 著名人ですね 学生時代から組織・人(リーダーシップ等)のことを専攻していたため私としては、勝手に馴染み深い方です(笑
久々に読みかえすと、
リーダーシップのために何をするかでなく、そもそも個人はどうあるべきか、リーダーシップをどう捉えるべきかを考えさせられ、
リーダーシップの原点に戻ってきた感覚を覚えさせてくれます。
例えば書籍のなかで下記のような言及がされています。
『リーダーシップを他との関係性のなかで存在するものとして捉えている』
『真に成功しているリーダーシップは、きわめて率直に話をし、心から信頼し合うグループの文化のなかで成果をあげている』
『たいていの場合、問題の根は「ノード」(つまり、個人)ではなく、相互作用(関係)にある。』
私自身も組織人事のコンサルタントとしてサービスを提供するなかでも、
働く仲間のことを役割・階層として見てしまっていることが大きな要因として、部署や事業の運営が上手くいっていないことを往々にして見かけることがあります。
個々人の感情や心のつながり、相互に助け合う関係ができていないがゆえに生じる
・方針に腹落ちせずともイエスと答える表面上の会話
・言っても仕方ないと諦めて見えていても放置する当事者意識、主体性の低下
・顧客起点や視点が求められる環境で縮まらない現場と上位層の距離感など
隣の部署や斜め上の方、関係する仲間に協力あおいでいけばいいじゃんてことが、放置・解決されないままでいることがあります。もちろん、周囲も共感し新たな活動・変化を産み出している方も沢山いらっしゃいます。
同質性を求められやすかった日本だからこそ、事業環境に大きな変化が生じている今
多様な意見・考え・人材を活かす前提に立ち、立場や考えが異なる状況で協働していくとはどういうことか各自が意識的に考えるタイミングが来ていることを感じます。
これまでの成功パターンに捕らわれやすい状況にいた大手企業もマネジメントのあり方・事業運営のあり方がどんどん変わっていくことを考えると、今の学生などこれからの若い人には大手に勤める意味も変わってくるのではないでしょうか。
こんな記事あげて欲しいなどあればお気軽にお申し付け下さい!
ありがとうございました
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