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【難聴児】聴覚支援学校か地域保育園か

こんにちは。
今日は、デフキッズ達の成長レポートです。

私は1人でデフキッズ2人を育てている旅人母さんです。

神奈川から宮崎へ移住し
暮らしています。

まさかこんな仕上がりになるとは


現在りお5歳、まや3歳。
補聴器装用1年5ヶ月になりました!


りおくん4歳、まやこ2歳
で難聴発覚(70db)してから、
てんやわんやの1年5ヶ月が過ぎました。


今の生活や言語訓練について

うちは、宮崎へ移住するにあたり、神奈川の保育園から宮崎の保育園へ保育園を転園したわけですが、

転園後に難聴が発覚したので、
(また詳しく書けたらと思いますw)

とりあえず、そのまま今の民間保育園に在籍しています。

転園当初は、息子は「自閉症」という誤診断(?)をされていたので、
保育園にかなり受け入れ準備をしていただいたのですが、

転園直後に、今度は難聴だったので補聴器をつけますということで、保育園の先生方には本当に柔軟に対応していただき、大変感謝しております。

(でも、発達障害もADHDグレーなので引き続き、検査や傾向を確認しています)

こんな息子を可愛がっていただき、本当に周りの環境には感謝です。


それで、保育園に毎日通いながら、
いくつかの個別支援を掛け持ち利用しているということになります。

療育の帰りはちょっと寄り道


だいたい週に1~3日、14時頃には保育園を早退させて送迎しています。

長男リオくんだけの日もあるし、マヤ子だけの日もあるし、一緒の日もあります♪

  • 発達支援センターの言語聴覚士の先生の個別指導

  • 民間療育施設(コペル)の個別指導

  • 聴覚支援学校の個別指導  など



そして、この夏から、
個別指導がぐっと【お勉強】っぽくなったと感じます。

お勉強療育が3ヶ月経ち、いい感じです!⁡


デフキッズのお世話が初めてな私としては、
初っ端からこういうふうな
お勉強っぽい療育とか、
言語訓練や発音訓練をするものだと思っていました。


でも、実際のところは
【通い慣れること、場所に慣れること】
【コミュニケーションをとること】
【意思疎通が取れること】
【本人の性格やレベルを確認すること】

などなど

本格的な、
療育や言語訓練に入っていけるまで、
下準備みたいな期間がありました。



まずは、
決まった日にとにかく連れて行く。

それで、
本人の機嫌が悪くてグダグダで終わってしまう日もよくあります。

それを、
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…

根気よく息子たちの機嫌をとりながら通わせるなんて
母としては軽く◯ねます…w

息絶える日も多々ある


いくつかの療育や個別指導を、掛け持ちして連れて行くことは、もちろん大変です。

一時期ね、「大きな変化も感じないし、もうやめてもいいかな!(特に言語訓練ではなく発達支援の方・・・)」なんていう気持ちがわきw
友人に相談したことがあります。

「療育を頑張った家庭と、やらなかった家庭は、小学校に行ってから大きくさが出るよ!今は大変だけど、絶対にあとから差が出るから!」と言ってもらい、「そうだ!そうだ!根気よく!だよ。目を覚ませ私!」という気持ちになりましたw

お母さん仲間って素晴らちい・・・!



聴覚支援学校の幼稚部か地域園か?

私は昨年9月に、体調不良で倒れるほど、息子の進路に悩みましたw

子供達の人生が、私のこの決断で変わってしまうという、そして正解やロールモデルは少なく、親が決めるという、プレッシャーに、私は耐えられませんでした笑

そんなことも知らず元気なキッズ


聴覚支援学校の幼稚部へ通うか、いまの地域園&療育へ通うのか。

結局、ご覧の通り、後者を選択しました。

地域の保育園に通い、週に数回の療育へ通っています。そして、とにかく旅をしていますw

旅人母さんです。

その選択に至った理由は、
【息子が難聴発覚したのが4歳だったから。】
というのが最終的な判断の指針になりました。

発覚が遅かったからこそ、
言語獲得を必死にするべきだというアドバイスもいただきましたが、

息子の様子や性格・・・性質?w
を見ている限りでは、


言語獲得に対するモチベーションを、
そもそも上げてあげないと、

言語獲得のための取り組みを大っ嫌いになってしまうのではないか、(怒られてばかり、できないことを指摘されてばかになってしまうのでは💦)と思ったのです。


言語獲得に対するモチベーション、というのは
「生きるの楽しい! 毎日楽しい!お!?言葉があるともっと楽しいぞ?」
と思ってもらうということです。

4 歳まで難聴が発覚せず、前の保育園では不自由な思いをしたり、子供ながらに、理不尽な思いをして必死に戦っていた姿を、私は知っています。

理不尽社会を生き抜いてきた勇者、息子よ

2歳で言葉が遅いなと療育センターへ行きましたが、聴力測定が上手くいかなかったのか、「聞こえてるけど呼んでも反応が薄いから自閉症かな?」という診断の元、始めることになった療育です。

常々、先生からこんな風に言われていました。

【◯◯ができるように、と目指さない。今お母さんができることは1つだけ、この子の自尊心が失われないように!それだけしてください。】

すごく良い指導だったと思います。

だから、なんとか5歳までやってきて、
よく笑う、人との関わりも好きで、新しいことにチャレンジする力もある、人を笑わせることもできる。

はい!親バカです!


そんな良い部分がたくさんある少年が・・・
言葉の獲得は全く今からスタート、
ということで、

聴覚支援学校という、整って行くために指導される教育現場に通うより、まずは個性を良しとしてくれる「療育」を選んだのでした。



その選択で良かったのかどうか?

倒れるほどに悩んで決めた選択です。

結果的には、まだ今年の後半期が始まってすぐ10月の今時点でも、「良かった!」とはっきり言えます。

音のない、言葉のない世界から、
補聴器を通して新たな世界へ足を踏み入れた息子。

改めて「人との関わり方」「人生の楽しみ方」「言葉があると便利だな」という所らへんを、丁寧に知り得る期間になったのでは、と思うのです。

毎日、息子の幸せそうな顔を見ると、良かったな〜と思います。

仏様?自分のペースを愛する息子&療育帰りのドラえもん弁当


旅する理由

旅する理由は、私が旅が好きだからですw

そして、子供達に旅の楽しさを知ってもらいたい、
旅しながら親子で仲を深めたい、
経験を通して、いろいろなことを覚えて欲しい、
と思うからです。

旅や遊びに連れて行くたびに思いますが、
やはり息子は、(てか誰でもそうだと思うけど)
楽しいことのために【頑張れる】タイプw

明日の予定が「動物園」になるか「水族館」になるか。そんな究極の瀬戸際では、今までの知識や根性を駆使して、

「母ちゃん、俺は動物園がいいんだよ!水族館は嫌だよ」と全身で伝えてくるのですw

私、こういうエネルギーや根性って、大好きでw
本当に大好物なんですw

人間、それが全てじゃない?w


「動物園」っていう言葉を教えて覚えさせることはできます。

でも、「う〜!なんだ、どうやって伝えたらいいんだ?母ちゃん、明日は動物園に行きたいよ〜!」と息子が本気で思った瞬間の、

【動物園っていう言葉を知っておく価値や便利さ】
をその身で体感させる。これは、大きいと思いましたw

まあ、実際はね、本当に旅が好きなだけ。

それだけなんだけど、まだまだ言葉の獲得も今からな息子とたくさん遊びや旅を通して、息子の【伝える意欲】を彼から引き出せたことは、思わぬ収穫でした。



今の息子の姿は・・・

今の息子は、こんな風に思ってると思うんですよね。

「補聴器あると楽しいし便利」
「手話があると伝わるし便利」
「声を出すと伝わるし便利」
「ありがとう、とか、これください、とか知っておくとお菓子が買えるから便利」
「先生を呼ぶとき、せんせー!って言うと振り向いてくれるから先生って覚えたよ。」
「誰かに会うと、名前は?とか何歳?とかよく聞かれるな〜。リオです、5歳、って覚えておこっーと。」

みたいなw

かわいいなあw
息子よw

めっちゃかわゆいw

良き良き。


やっぱり大事にしているところは、今だから言葉にできるけど、
それは【手段が目的にならないように】ということ。

言語獲得というテーマと、
幸せな人生というテーマは、
バランスがとても難しいと感じるけど、

幸せな人生のために言語獲得が必要だという考えもあるし。


うちのケースのように、言語獲得のための教育に本人がうんざりしたり、自尊心を欠いてしまっては、本来の目的である「幸せな人生」が崩れてしまう、と考えるパターンもあるのではないかな。

「正しい人生」じゃなくて、「本人にとっての幸せな人生」を模索するために・・・どんな親だってそう思うはず。

とはいってもね、この「言語獲得」が大きく負担になるのは、やはり人間の脳の言語獲得の成長ピークが5歳という科学的データが大きいだろうw


がしかし、私は「心の成長」だって、5歳くらいまでの大きく左右されると思ったよ。だから、「楽しい」「人と関わるのって楽しい」そうやって心がワクワクウキウキするように、全振りした、という期間でしたな。

はい。

今の息子の言語力は、
「めっちゃ発音悪いけど、日常生活は口話が多め?たまに手話」みたいな感じになってきた。

「明日何!?」って聞いてきたり。
「明日保育園!?」って言ってきたり。
「お腹すいた、なんか食べる」って言ってみたり。
「ママ見て〜これめっちゃかわいい」って何か見せてきたり。

「ち◯ち◯!」って叫んで走り回ったり・・・・

はい。
5歳児を満喫中です。

人生を堪能中


今日の最後に


この記事の最初の方で、「最近の療育や言語訓練がお勉強っぽくなってきた」とお話ししました。

先生の、遊びからお勉強への、持っていきかたも上手くw
まんまとノリノリで勉強を始める息子w

カード取りゲームだと思いきや、言葉の聞き分け訓練だったり、先生役を頼まれて先生にクイズを出さないといけなかったり。

うまーく学習に入れたな〜と、関心する母であります。

そんな流れに乗っかって50音を教えてみたり、
指文字を教えてみたり。

あと、ロジャーをやっと購入できて昨日GETしたり
(ロジャーまた書きます)

すげ〜〜〜〜〜

聴覚支援学校へも、度々、個別指導に通っているので、来年度「年長さん」頑張って通ってみるのはどんな感じかな〜なんて、先生方とも相談してみたり。


もしかしたら、今の息子なら、「しっかり学ぶ」「しっかり遊ぶ」ができるかなーーーーーー!なーんて。

まだまだ先は長い、けど1年短いですね。

まずは今年度の「年中さん」としての後半期間、頑張っていこうと思います。


目標は、
・旅すること(えっと・・・)

あと、
・50音読めること
・50音指文字できること
・50音の組み合わせで簡単な単語が読めること
かなーーーーーー


50音の練習始めたら
「ねこ→ねと」
って覚えていたり、私も聞き取れなかった勘違いが発覚したり、親としても、へーーーってなる瞬間が多い。

まあ発覚できたのがすごい良いよね!!!!

とにかく息子も娘も可愛いです。

そう思えているのも、やっぱりコミュニケーションや旅を優先したからかなーとも思う笑

他の部分は今から回収してゆきます…。


娘は3歳、なんかほったらかしていたけど(^_^;)
割と喋ります。現在月に数回、ゆる言語訓練中。

兄からガッチャードを教わる妹3歳


また書きます😃

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