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放置したら? こうなります・・・。

2014年中頃、涙腺偽腫瘍というやつに出くわした。
目がゴロゴロし始め、ものもらいかと思っていたが次第に腫れてきた。痛いわけではないが、腫れているので熱っぽく、だんだん視界が邪魔されてくる。かなり見苦しくなってきたので仕方なく職場近くの眼科へ行くと、

「大きな病院へ行ってください」

という。嫌なセリフだった。

「放っておくとどうなります?」
「こうなります」

見せられた写真のようには、なりたくなかった。

いろいろ検査をし、投薬治療という手もあったようだが、結果的に外科手術を受けることになった。

「よく切る決心をしましたね」

入院手続きを済ませ、病室で看護士が開口一番そんなことを言う。

ん?
切らずに済むという選択肢はなかったはずだ。外科手術に到った経緯は説明が面倒なので割愛するが、もちろん皮膚に刃を入れたくはなかった。右目のそばにメスが入る。そのため頭も固定されるという事前説明を受けた。もちろん全身麻酔だ。術後は集中治療室で一昼夜。これが過ぎた後、一般病棟に戻った。

執刀医は完治を宣言した。

だが一カ月、二か月経っても瞼の近くが攣れた感じが治らない。七年経った今も違和感は治らない。その医師が担当した脳外科としての治療は完了したということで、瞼は皮膚科のハナシだという。まあ痛くないからいいけど。輸血を拒否する宗教に関心はないが、二度と手術はごめんだ。

だがベッドで横たわっていた時、術後の傷より困ったのは腰痛だった。(痛かった~)


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