お気に召す儘
嗚呼と此処でも響く
知らぬ間に進むストーリー
灯りの消えたビルの隙間に
誰も居ないから見えた
深夜光の恒星の反射力
風吹くベンチのある公園
息遣いがわからなくても
游続け遊び続けた魚の群
夢を見てはいけないのです
貴方なら大丈夫だとしても
サヨナラ打ってさよなら
電子光学系ネットワーク内へ
ヒーローとヒールに混ぜ
巻き込まれては巻き込め
今何話目だって位の錯覚
まだまだ誰も気付いていない
少し不思議なお話達の始まり
霧中は時に独になるのです
カーテンの隙間から街路灯の光
厳戒計数のあるカテンドラ
今日机で広がるファンタジア
眼する淡さら無い程の狂期
毎日の間でお買い物弱者は
すれ違う奇跡にも気付かない
唯月光に照らすこと葉は若く
瞼に映るはスパイラルした史実
不可侵的な敵に告げること始め
真夜中の気配を虚い揺蕩う
其れがお気の召すままだとしても
-完-
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