商品ありきでスタートしたら、ビジョンが後からついてきた話。
現在、私はブラレスウェアという、ノーブラで着用できるリラックスウェアの商品開発に取り組んでいます。
「こんな商品あったらいいな〜」と自分が欲しいものを商品として作ってみて、2024年の7月にMakuakeでno-bu(ノーブ)という名前で販売をスタートしました。
アイディアを思いついた時は、壮大なビジョンがあるわけではなく「もしかして他にも気に入ってくれる人がいるかも?必要と思ってくれる人がいたら、皆んなの分も作るよ!」くらいの気持ちで始めたのが正直なところです。
その時の話はこちらにまとめています↓
プロジェクトを進める中で、色んな人が関わってくれて、お客さんから反応をもらうにつれ、自分の中で商品を通して目指したい未来みたいなものがぼんやり見えてきました。
今回は、私がアイディアを発想したタイミングから実際にスタートをしてみて感じた事をまとめました。
まず、はじまらない問題!
スタートをした後にちょっと違うなと思った時には、方向転換すればいいだけのことなのに、考えて考えて結局スタートしないままのことって結構ありませんか?私は、ありました。
何かアクションを起こす前には壮大な計画やビジョンがなければいけないという思い込みがスタート時の障害になっていると思う時があります。
「これ面白そう!」とか「なんだかワクワクする」とピンときても、「いや、でもやっぱり現実的に考えて、、、」とか「今じゃないよなー、、、」と、急に臆病な自分が現れて、一向にスタートしない現象。
背景にあるのは、きっと「失敗への恐れ」や「変化することへの恐怖」とか「継続できないかもしれないことへの不安」など様々です。
スタートをもっと気楽なものとして捉えてみる
自分の体験を通して、自分の中だけで完結せず、「早い段階でアウトプットをしてみる」ことが大切だと身をもって感じました。
「臆病な頭と、勇敢な足」というフレーズをどこかで聞いたことがある。
冷静で臆病な「頭」に頼りすぎると、動けなくなってしまう、そんな時は臆せずグングン進む「足」を信頼して、身を任せてみる。
行動の先にフィードバックがあったら、そこからが本当のスタートで、その後に自分が感じること、大切だと思うことを追求する。
行動によって得られたフィードバックによって、自分の思いの部分が輪郭を帯びてはっきりしてくる!←これがまさに、今回のプロジェクトを通して実感したことです。
頭の中にあるモヤモヤが源になる
no-buを始めたのは、女性の暮らしがもっと生きやすいものになってほしいという思いが根元にあります。
今が超絶ハードモード、、、、。というほど辛い訳ではないけれど、もんやり、女の人がもっと暮らしやすい世界になってほしい!その為に何かしたい!という思いがありました。
ジェンダーイコーリティーや女性のQOLの向上は、これから自分が少しでも貢献したいと思っている分野です。
Makuakeで発表をする際に、ページで自分たちの意思を知ってもらうため、コンセプトとして言葉にしたのが、
こちら↓
予想以上にコンセプト自体に反応をしてくれる方がいて、DMでも色んな意見をもらうことができました。
驚いたのは商品に対する感想だけではなく、コンセプトの文章の奥にある、女性がもっと色んな意味で開放をされて、自由に暮らしやすい世界になってほしい!という言葉の裏側にある部分を感じ取って、共感してくれる人たちが多くいたことです。
市場に商品を出して第三者の反応を得たことで、当初ぼんやり思っていたことが形になり、その先の実現したいことが明確になりました。
以下がブラッシュアップしたブラレスウェアno-buのコンセプト。
なぜ商品を作るのか?
私は商品やサービスは、ツールだと捉えています。実現したいことのために、媒体として商品が存在する。
今はブラレスウェアの開発・販売に取り組んでいるけれど、もっと広く捉えれば、自分たちの目指す未来の実現のために、必要な道具となるものは他にもあって、商品だけではなくサービスかもしれないし、今後もっともっと広がっていくと思います。何より、広げていきたい!
今、感じていることをツラツラと書いてみましたが、とにかく、まずはじめてみよう!ということです。
スタート時は完璧を目指さず、「走りながら考えて必要なタイミングでブラッシュアップをしていく」、そのくらいの気持ちでグングン進んで行きましょう!