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日本考古学発祥の地で貝を拾うー品川歴史館+大森貝塚遺跡庭園[JOMOSEUM]

歴史の教科書にも必ず載っている「大森貝塚」、モースさんが記者の中から貝層を発見したその場所があるのは東京の品川区です。品川区の博物館、品川歴史館はその大森貝塚の遺跡の近くにあります。

歴史館は郷土資料館的に品川区の歴史の全体を眺める感じで、メインは江戸時代、品川といえば品川宿があり、江戸時代には大変栄えていました。なので常設展示室も品川宿を再現したジオラマなどがどーんと置かれています。

縄文はほんの少し。

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2階には大森貝塚についての展示がありますが、遺物の大半は東京大学が持っているので、こちらにあるのはほとんど複製であまり見るべきものはありません(土器が少しと小さな土偶がひとつありました)。

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それでも大森貝塚について知ることはできますし、隣の図書コーナーに考古学系の雑誌などが置いてあるので、調べ物をしたりするには穴場スポットかもしれません。

楽しめるのは大森貝塚遺跡庭園の方、近所の子供が遊ぶごく普通の公園ですが、貝層が展示してあったり、モース博士の像があったり、土器の銅像があったり、そこここに縄文が施されていたりします。そして、公園を歩いているとあちこちに白い貝殻が落ちています。貝塚跡に貝が落ちているのは珍しいことではないですが、やっぱり少しワクワクしますよね。

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最初にモース博士が貝塚を発見した場所は今は の敷地にありますが、こちらも見学は可能です。こっちには貝は落ちてませんでした。

歴史館に前回訪れたときは企画展「品川の縄文時代」をやっていて、なかなか面白いものもありました。

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品川歴史館HP
住所:品川区大井6-11-1
開館時間:9時~17時(月曜、祝日、年末年始休館)
入館料:100円
撮影:可
アクセス:大森駅から徒歩10分。

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