「ともぞう」と土偶の仲間たちを見に行ったら火焔もあったー栃木県埋蔵文化財センター[JOMOSEUM]

栃木県の埋蔵文化財センターがあるのは南東部の下野市、古墳や国分尼寺跡を含む公園内にあり、同じ敷地に「風土記の丘資料館」という主の古墳時代の遺物を展示する資料館もあります。

埋蔵文化財センターは例にもれず旧石器から平安頃までの遺物を展示、それほど数はないので、縄文も控えめですが栃木県内の逸品が集まっているので良いものも結構あります。

なんと言ってももこちらのユニークな土偶。2012年にはパリにも行った栃木のスター土偶（通称「ともぞう」）です。

土偶はほかにも結構あって、土偶好きにはおすすめできます。これなんかもいい表情してますよね。

土器も選抜された優品が並び、火焔っぽいものもあります。栃木と新潟は地理的に近いので影響を受けているのでしょう。人面把手もいくつかあり、水煙文っぽい突起がついているものもあったり、中部地方の影響も感じられます。

石器、耳飾りなども一通り。その中に貝輪を模したと見られる土製腕輪というのがあって、これはなかなか衝撃的でした。

こちらの埋蔵文化財センターではありがたいことに常時（平日1日2回、日曜日は予約制）バックヤードツアーもやっているそうです。今回はいけなかったので、次回はぜひ行ってさらに深い栃木の縄文を見てみたいと思います。

栃木県埋蔵文化財センター（HP）
住所：下野市紫474
開館時間：9時30分～16時30分（土曜、祝日休館）
入館料：無料
撮影：可
アクセス：小金井駅から徒歩約40分（駅前にレンタサイクルはあるようです）。

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