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圧巻の土器のラインナップ、東京でまず行くべきはここー國學院大學博物館[JOMOSEUM]
國學院大學といえば、神道学と考古学で有名な私立大学ですが、その神道学と考古学についての研究成果を展示する博物館が渋谷のキャンパスにあります。
展示室は常設と企画があり、常設の約半分が考古学、残りの半分に神道と学校の歴史がある感じです。考古部門に入ると、まず時代を問わず選抜された遺物がいくつか展示されています。縄文の火焔型土器、土偶、石刀、古墳の埴輪、銅鐸などです。
火焔も素晴らしいですが、ちょっと変わった遮光器土偶を紹介しておきます。
選抜ゾーンを抜けるとまず旧石器時代の石器や縄文草創期の土器などがあります。石器もいいのですが、全国の黒曜石のサンプルがあるのもあついところです。
奥の壁面にはズラーッと土器が。早期から晩期まで様々な形式の土器がギュウギュウに詰め込まれ、土器の変遷を総覧できます。
このあたりは曽利式土器ですね。
大洞式の注口土器もたくさん。
土器の手前のケースには土偶や様々な土製品、石棒があります。
ここだけでもかなりの見応えがあります。お気に入りの土偶を探してみてください。
さらに、縄文の石器や装飾品を集めたケースや、ミニチュア土器を集めたケース、貝層断面もあり、見ても見ても終わりません。さらに、見落としがちなのがこちらの引き出し。中に縄文原体と文様、実際にその文様がついた土器片が入っている宝の箱です。
縄文以外の弥生や古墳の遺物も興味深いものがありますし、企画展も面白い企画をやっていることがあります。都内では屈指の見ごたえだと思うので、東京で縄文に触れたいときにはぜひ足を運んでください。
國學院大學博物館(HP)
住所:渋谷区東4-10-28
開館時間:10時~18時(不定休HPで要確認)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:渋谷駅から徒歩13分。
縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら
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