見出し画像

個性的な土器と黒曜石の石偶ー幕別町ふるさと館[JOMOSEUM]

幕別町は帯広の東隣、郷土の資料を展示する幕別町ふるさと館は十勝幕別温泉がある小高い丘の上にあります。前面がガラス張りで郷土資料館らしからぬ施設ですが、結構広いスペースがあり、展示もバラエティに富んでいます。

縄文の遺物は一部屋を占める「旧石器時代・縄文時代遺物展示コーナー」にあります。数はそれほど多くありませんが、石器、土器、土偶とあり、見どころは結構ありました。

非常に細かい細工がされた舟形土器(トップの写真)や、面白い文様の土器(下の写真はミニチュア土器です)。舟形はほかにもあり、この地域に特徴的なものなのかもしれません。

画像1

板状土偶もよく見ると細かい細工があります

画像2

石偶か?という異形石器

画像3

なかなか個性的な出土品です。

個性的といえば他の展示も個性的で、例えば北海道のアイヌ語地名のいわれがびっしりと書かれた地図。ほかに十勝や幕別の物もありつい見てしまいます。

画像4

ムックリやタマサイといったものとともにアイヌの生活について展示しているコーナーもありました。アイヌの文化も縄文とどこかつながっているように思えるので、アイヌの資料も一緒に見るとより楽しめると思います。

幕別町ふるさと館HP
住所:中川郡幕別町字依田384番地の3
開館時間:9時~17時(月曜・火曜・年末年始休館)
入館料:200円
撮影:可
アクセス:札内駅から徒歩約30分、または帯広駅からバス(2時間に1本程度、十勝バス南商あかしや線)で約40分、幕別温泉前から徒歩1分

縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら

追加の情報がある方はコメントしてくださると助かります!

よろしければサポートお願いします。サポートいただいたお金で新たな縄文スポットを探索に行きます!