街で人に話しかけられまくる人の話。4人目
今回は、割と「人によく話しかけられる人あるある」だと思います。
皆さんにも同じ経験があれば「あるある~」と見て頂ければ幸いってね。
前回(パート3)はこちら
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いやね、一週間前くらいに友達と飲みに行くぞ~!という話になりまして、
んでもう、こっちは意気揚々と外に出るわけですよ。
指折り数えて飲み会の日待っちゃうわけですよ!
…自分くらいの友達の少なさになるとね。
んで仕事終わってね、こう、電車に乗ってですよ、
街に出て、ウキウキで居酒屋に行くわけですよ!!
も~そりゃ、足取りが浮足立ち散らかっていたのか、
こうなるわけですね。
「少しいいですか?」
何でいいと思うのかなと思いながらイヤホンを取るわけですね。
途端に耳に入る街の喧騒で精神オーバーキルっすわ。
浮かれてる根暗を一発で仕留めたかったらイヤホンを取ることですよ。
何この負のライフハック。自分で言ってて悲しいわ。
その時聴いてたのがエンヤだったから余計に。
もうヒーリング魔法が切れたみたいなね。
白魔導士もう居ないみたいな。
誰かエンヤにフェニックスの尾を!ってなってるからね。
そんなかつてのテンションも夜空ノムコウ。
あれから僕たちは何かを信じて来れたのかな。
「何ですか」
現れたるは、3人組のマダム・ムッシュ・マダム。
なんでこの時期にそんな薄着なんだという揃いの白いパーカー。
チーム「マダムッシュマダム」(決めポーズ)!!みたいな。
それはまあいいや、一番左のマダムが言うわけですよ。
「実はね」
「実は」の後の重大発表…果たして…!?
出会って2秒で知らされる真実とは…!?
とか内面で無理にテンション上げてますよ。
もう脳内では発表の時にお馴染みのドラムロール鳴ってるからね。
ダラララララララララララって。
バァーン!!!!
「あなた、疲れているのがよくわかるわよ」
あ、荒~~~い!!!!
「じゃあ仕方ないですね」
何がなのかわからんけども、
口をついて出てきてしまうわけです。
もう色々仕方ないなという気持になるわけですよ。
「教えてくださる?」
えっ何が
何を!?疲れの?位置?
わかんないけど、適当に言ってみるかと思うわけで。
「え…そっすね…強いて言うなら左上…」
「左上?」
途端に顔色を変えるわけですよ。
何でかわかんないけど。
えっいや何そのめっちゃ険しい顔、どうした?鬼瓦か?
左上だけは言ってはいけない単語だったか??
幽遊白書的に実はこの人のテリトリーがここで、
左上と言ったら消されるタイプの能力だったか!?
「わかりました…」
わからんわい!!!
面持ちがとにかく険しすぎて
怖い怖い怖い、憤怒の形相やめてマジで。
「じゃあそのままジッとしていただけますか?」
もともと暴れてねえよって。
小粋なステップとか踏みながら話聞いてねえよと思いながら。
ほぼ金剛力士像みたいな顔してるわけですよマダムが。怖えよ。
その刹那。
〇
〇★〇
〇→マダムッシュマダム
★→自分
すごい圧のトライアングルに捉われてしまった~~~!!!
抜け出せねえよもう迷宮だよ。
待ち合わせがロストしそうだよ!!!
何が起こるのかと棒立ちしていると
自分の左上の方をめがけて全員が一斉に手をかざし始めた!!!
兎にも角にも、懸命に手をかざしてるわけです。
何に向かって何やってるか全くわからんけれども。
あっコレあれだ…
多分これスーパーヒーローショーだったら
今子供たちが応援しないとヒーローが負けちゃうやつだ…
と、いうことは、応援する必要があるってわけ。
「ふ、ファイトー…」
と小声で言ってみるわけです。
一応ね、なんか真剣だから怒られたら嫌だな~と思って。
流石に飲みに行く前に
大人3人に囲まれて怒られるの嫌じゃないですか。
その瞬間憤怒のマダム略してフンヌがこっち見るわけですよ。
あっやべえ絶対気に障ったわ終わったと思った瞬間。
「フッ…」
かぁっこいい~~~~~!!
フンヌがんばぇ~~~!!!
がんばぇ~~~!!!!フンヌ~~!!!
もうね、心が一瞬でニチアサ。
スーパーヒーロータイム。
フンヌの顔面が劇画タッチに見えてましたからね。
「その調子!!ファイト!!いける!!!」
と囲んでる相手に激励を送る大人1人。
白いパーカー着て同じ方向に手をかざして、
脂汗を流す大人3人。
どれくらい時間が経ったんでしょうかね。(実質2,3分)
おもむろに手をかざすのをやめて言うわけですね
「…どう?」
いや何がだよ!!!!!!
待ち合わせには遅れましたね。
主語の重要性を中学一年生ぶりに感じましたわ。
ちなみに気功で身体を治す修行してる人たちらしいです。
ごめん左上とか言って…
画像はある日LINEギフトでもらった肉。
なんで突然LINEギフトで肉贈られたのかはわかりません。