街で人に話しかけられまくる人の話。6人目
まあ話しかけてくるフィールドっていうのは街だけじゃないんですよね。
前回新宿ディヴィジョン街で話しかけられた話はこちら。
今回はね、電車ですよ。
街に比べたら頻度は低いんですけど。
でも電車で話しかけてくるのはね、猛者が多いんですよ。
だってもう完全に道聞く必要無いからね、
もう目的地に向かって電車乗れてる人なわけですから。
「全然人に話しかける必要無い人」ですからね完全にね。
何で話しかけてくるんだ!?!?!?!って。
まあ日曜の晩にね、
遊びに出かけて、んで帰りの電車に揺られてたわけですよ。
あ~明日から仕事か~とかね、今日楽しかったな~とか。
日曜に別れ告げ始める時間ですよ。
サザエもカツオもタラオもワカメもタマもね。
果物やら何やらから出てきてね。
こう、腰をスイングさせてね?
いわば磯野ディスコですよ。
愉快だな~なんつって、
思考も放棄しちゃう日曜です。
こっちも電車にスイングされてるわけで、
うつらうつらして意識を放棄しちゃうわけですよ。
最高ですよね電車で寝るのってね。
ドーーーーン!!!!
半分白目剥いてるくらいのタイミングで激しく座る人が横に来たりね。
よくありますよね、それもまたオツなもんですねって。
昔の人だったらこの揺れ・・・尻神様の祟りじゃ~~!!つって
大騒ぎすんぞと、まあちょっと思ったりしながらも。
まあ?尻神様も?明日から仕事だし?
多少ね、今こう、激しく電車のシートに尻で熱烈アプローチしてもね、
まあしゃーないかと。
仕事は尻神様にも止められねえ・・・なんて恐ろしい・・・って
しょうもないこと思ってたら
ウワーーーー
冷た~~~~~い!!!!!
右尻が重点的に冷た~~~~~~い!!!!!
って脳に情報が来るわけです。
いや何事かと。
誰が最寄り駅まで尻のクール便頼んだよ
つって、ようやくまともに目開けるわけですよ。
そしたらコンビニの冷え冷えのペットボトルの水と
グラタンが入った袋がありまして。
己の右尻に水のペットボトルが寄り添ってるわけですよ。
で、しきりに隣の人は何か独り言言ってるわけですわ。
ア~~そういうタイプか~~わかったわかった!!
日曜の電車、存分に楽しんでくれよナ。
そんな気分ですよねもうね。
右尻「やめろ…!それ以上俺と居ればお前は温くなってしまう!!
眠気で体温がホカホカの人間の右尻は
凶器なハズだろ!!?!?なのに…どうして!!」
水「いやよ…アタイ!!あんたと離れるなんてイヤ!!!
たとえアタイが生温い水になったって
かまいやしないワ!!!!」
待ってる間も尻の温度はどんどん下がるわけですよ。
いやいやもう~ほんとそういうのいい、
尻と水は結ばれないから。
右尻が激烈に寒いから離れてくれやしませんかと。
って思ってたらね。
「ねぇちょっといい?」
オイオ~~イ本体話しかけてきたよ。
虚空に向かって話しかけてるんじゃなかったのかよ。
「今何時?」
今から帰るだけなのに時間要る?
ホントに?????
要る????
ねえ要る???
まあ答えないのもおかしいからね?
仕方なしに。
例のごとくね、イヤホン取って携帯出してね、
「22時半す」
って言うわけですよ。
「う~~ん〇〇駅と△△駅(隣同士の駅)の
どっちで降りるか迷ってるんだけど
やっぱ〇〇駅で降りたら格好悪いから△△駅で降りようか迷ってる。」
…
えっ?
…
時間関係無えじゃねえかよ!!!!
・・・
いや何だその質問!??!?!?
どの駅で降りようが
ベロベロに酔ってたら格好はつかないけど!?!?
そもそもどっちの駅で降りようが
誰も駅に降り立った瞬間の技術点を審査してませんよね?
「う~ん10.0!」
とか駅員もやってないし、
今ウチの線で電車降車オリンピックとかもやってないワケです。
「美しい降車フォームですね、これはかなり点数が高い!!」
とかも誰も言ってないんですよ。
でも質問されたからにはね?
一応答える必要があるわけすよ。
「よくわからんけども、グラタンも買ってるし?
早く家で食った方が良いから家近い方で降りなよ。」
「ワハハハハ!!!!」
うわっうるさっ!!
耳壊れるよって。
「酔っぱらってるからこんなもん買ったんよ!!!
こんなん今食ったらオェエエ~~よ~~~!!!」
いや知るか~~~~い!!!!!!
「は~~~おばちゃん酔っぱらってんの。」
それは知ってる~~~う!!!
未成年の主張ばりのやり取りですよ。
こんな不毛なコールアンドレスポンスある?
ああ、若い人わかるか?このネタは…昔学校へ行こう!って番組があってな…
「見たらわかるわ、顔も白いし、大丈夫?」
何で自分が質問すると
何とな~く「LINEやってる?」コピペの雰囲気が出るのか。
その原因を調べるために我々はアマゾンの奥地に・・・
「ええ~~??白いのはそりゃ・・・・
顔塗ってるからよ~~~!!ワハハハハ!!!」
うるせ~~!!!!
とか言ってる間にご婦人が降りるか否か
迷っていた〇〇駅ですよ。
(ご婦人の基準では降りたらダサい駅)
自分は残念ながらダサい〇〇駅が最寄なんで、
クール宅急便された尻と一緒に自宅に帰るわけですけど。
「ん。」
差し出される、右手。
「・・・フッ。気を付けて。」
確かに握り返す、右手。
ガシッ!!
・・・二人の硬い握手は刹那的であったが
確かに熱のこもった良い握手であったと言えるだろう。
・・いや何これ!?!!?!?
関係ないけどnote始めて一ヶ月経ちました。
そして何故かTwitter始めました。
noteより更にしょうもないけどまあ、
Twitterやってる人が居たらよろしゅう。
いつも読んでいただいてありがとうございます!!
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