野外ライブならではの醍醐味を
横浜旭ジャズまつり
横浜市旭区の夏の風物詩として定着している「横浜旭ジャズまつり」。最近はやりのストリートで行われるジャズライブとは違い、緑豊かな公園内にある野球場に、大きな特設ステージを設け、ゆったりとしたスペースで開催。旭区の区制20周年を記念する祭りとしてスタート。いまや横浜唯一の野外ジャズフェスだ。
市民ボランティアによって企画運営されているこの祭りは、地域の活性化に貢献していると国や市から賞を受賞するほど、横浜旭区のまちづくりには欠かせないイベントとなっている。
全国に誇れる歴史と内容を有する地域の祭りに発展
そんな祭りのキーマンである広報部長の徳留さんに話を聞いた。「緑に囲まれた会場で、極上の生演奏を聴きながら、寝ころんだり、飲んだり、食べたり、躍ったりと楽しみ方は人それぞれ。1日限りの特設会場には、思い思いのスタイルで過ごせる自由で贅沢な時間が流れています。」
地域の祭りでありながらも『全国に誇るべき歴史と内容を有する』とジャズ専門誌に評されるほど充実した演者と演奏は、本格派ジャズファンも満足させるもの。
本格派ジャズファンも、そうでないひとも
みんなが楽しめる横浜唯一の野外ジャズフェス
近年は、地元幼稚園のマーチングバンドのためにオープニングアクトを設けたり、学割を導入したり、ジャズ界以外の有名人も積極的に呼んだりと、より広い世代にアピールするために、新たな試みも欠かさない。
「模擬店も多数出店していますし、後ろの方では子どもが走りまわったりと、家族連れでも楽しめます。旭ジャズで同窓会をしているグループもあります。ジャズという言葉を超えて、野外ライブの楽しみ・醍醐味をより多くの人に味わってほしいと思っています。」
横浜旭ジャズまつり
日時:2020年は新型コロナウィルス感染症の影響から開催中止
場所:こども自然公園野球場
今回インタビューに答えてくれたヒト
旭ジャズまつり実行委員会
徳留 佳之 さん
※このインタビュー記事は2016年にGTFガイドブックに掲載したものを加筆修正しました
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