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「続きはwebで!」 的な手法にイラッとする(日常のGTD・オープンループを断ち切れ!)

「続きはwebで」または「続きは次シーズンで」

真剣に見ていれば見ているほど、その言葉を見せられると、イラッとしてしまうのです。広告・CM系はまだしも、最近はTVドラマにもそういったものが出てきました。

この「あえてそこで終わらせない」というやり方。海外ドラマでは、シーズンをまたぐ時によく見られます。「話に区切りがついた!スッキリ!」と思いきや、最後にちょっとだけ次の話が始まりだし、展開を気にさせて終わるのです。

この手法は人間の習性を活用(悪用?)したもの

人間は物事を中断されてしまうと、そのことが気になってしまう、頭に浮かびやすくなる、という特性を持っています(「ザイガルニック効果」と言うようです)

わざと最終回で完結させないことで、我々はその作品が気になり続けるのです。これが「イラッ」の正体のようです。

最近では「あなたの番です」は、最終回の最後に謎を残して気を引きましたが、その誘導先が次シリーズではなく、有料配信サービスということで、批判もあるようです。

自分をスッキリと解放するために、お金を払わないといけなくなるわけで、コントロールされてる感が癪にさわるようです。

アニメでは「エヴァンゲリオン」でしょう。これは意図していたかはわかりませんが、TV版の終盤において、全体ストーリーよりも主人公1人の心情に焦点を当てた結果、ストーリーの謎が残ってしまいました。そして気づいたら20年を越えてきました。その流れに私もまんまと付き合わされています(来年の次作で、やっと完結して、スッキリするのでしょうか)

ガンダムも最初のTV版は打ち切りにあっていますから、同じ効果はあったかも知れませんね。

これは日常業務でも起こること

ドラマやアニメならば、考察を楽しんだり、好きな作品を長く楽しめて、気長に付き合えるならまだ良いです。

困るのは日常で巻き起こるものです。

主には、依頼事項の急な変更や業務の延長、仕事の追加がそれに当たります。

これが発生すると、人によってイライラしたり、不安になったりします。終わりが見えないことが、脳には負担になるようです。

断ち切るために・・・

ザイガルニック効果を断ち切るには、1番良いのは「終わらせること」です。

すぐ終わるものは、GTDでいう2分ルールを適用し、終わらせてしまいましょう。

「ネットで結末を知ってしまう」

「あとちょっとだから本や漫画なら読み切ってしまう」

「まずメール返事してしまう」

しかし全てのことをいっぺんに終わらせることはできません。

もう一つの方法が「終わりを決めること」になります。物事が終わらなくとも、終わりを決めることで、ザイガルニック効果をだいぶ弱めることが可能です。

終わりが決まらないから、こんなにも「嫌な感じ」を覚えるのです。

ゴールは、「結末を知る」

ゴールは、「全巻読破する」

ゴールは、「この書類を提出する」

単純なtodoリストの問題点は、こういった終わりを決めていないので、行動をし続けても、常に不安感は拭いきれないのです。

その点、GTDのリスト管理は「ゴールと行動」というセットで明確化します。もし今todoリスト管理をしている方は、そのtodoに「終わり(望む姿・ゴール)」を追加を試してみてください。


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ハーケン(林 健太郎)
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