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『M&Aとは...?』
第1回目のテーマは、最近よく耳にする「M&A(エム アンドエー)」というものについて簡単に説明していきたいと思います。
私自身、8年間運営してきた会社を "2023年8月" にM&Aを行いました。
実際に経験した私から「M&Aについて」のお話を皆さんにお伝えできればと思っております。
さて、M&Aとはどの様なものなのでしょうか。
簡単にご説明していきたいと思います。
M&Aとはどんなもの?
M&Aっていうのは、『会社と会社が合併』したり、『1つの会社がもう1つの会社を買い取ったり』することです。
M&A とは、「Mergers and Acquisitions」の略で、英語では「合併」と「買収」って意味なのです。
例えば、
「合併」は、2つの会社が一緒になってやっていくこと。
一方で、「買収」は、ある会社が別の会社を買い取って、自身のグループの一員にすることを指します。これを行うことにより、会社の規模がグッと大きくなったり、今まで持っていなかった新しい技術やお客さんを手に入れたりすることができるのです。
M&Aには、「もっと事業を拡大したい」「競争力をつけたい」っていうような目的があります。
M&Aを行うことで、新しい市場に出て行ったり、効率的にサービスを展開したりすることが可能になります。
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買収って聞くと潰れそうな会社ってイメージが…
確かに「買収」と聞くと、
「もうすぐ潰れちゃう会社が救われるために買われる」
みたいなイメージがあるかもしれませんね。
でも、実際のM&Aの世界ではそれだけではなくて、「成長してる会社」や「将来性のある会社」が買収されることの方が多いのです。
例えば、
A社という会社がすごく良い技術やサービスを持っていて、それをB社という別の大きな会社が見込んで「うちに入って貰えればもっと事業が拡大するし、うちの強みになる」っていう様に思うことがあるんです。
特にITとか医療分野では、今後伸びそうな小さな企業を早い段階で買収して、自社の力にするのが当たり前になってきています。
また、買収される側にもメリットがあります。
大きな会社の資金力やネットワークを活用できることにより、もっとスピードアップして成長できる可能性が出てくるのです。
だから、潰れそうな会社だけじゃなくて、
「これからもっと伸びる!」
って見られている元気な会社が買収されるケースも多いのです。
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ZOZOタウンの創業者である前澤友作氏も
ZOZOタウンの創業者である前澤友作氏は、
2019年に自身の株式保有する ZOZO を ヤフー(現・Zホールディングス)に売却しました。
これもM&Aの一例です。
この買収は、ヤフーがZOZOを自社グループに取り入れることで、ZOZOの持っていた若者向けのファッション市場やオンラインショッピングの強みを生かして、さらに自分たちのビジネスを広げたいと考えたためです。
一方で、ZOZOにとっても、ヤフーの資金力やシステムを活用できることで、今後の成長にプラスになると期待されました。
前澤さんはこの買収をきっかけに会社の経営から退き、他の事業や宇宙旅行など新しい挑戦を始めています。
このように、M&Aは会社の成長だけでなく、経営者が新たな道を進むための手段にもなるのです。
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本日は『M&Aについて』を簡単に説明してきました。
いかがだったでしょうか?
次回は、
『M&Aには2種類のタイプがある』
というお話をしていきたいと思います。