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【ライブレポート】JONAGOLD BAND ONE-MAN LIVE 2022 "WAVY BABY"

ライブのある日のお出かけ日記。


10月29日(土)、場所:青森Quarter、開演:18時。

曇天の下、青森県東岸の自宅から車で今日のジョナゴールド(以下、J)ライブの現場である県の中央付近の青森市へ向かう。
青森市はかつて仕事で足掛け十数年、住んだり通ったりしてた第二の故郷……調子に乗りすぎた、第三ぐらいか……である。ごめん、なにしろ小さい頃から県内あっちこっち流浪していたから……。

ずっとリモート勤務をしていると出不精になってしまう。それもあって、同じ青森県内にいてもなかなか津軽方面まで足が向くことがない南部民であった。

ただ、推しのイベントとなると話は別で、今回のようにいそいそとお出かけと相成った次第である。

曇天は、みちのく有料道路を走る頃には冷たい雨を降らせ、ちょっぴり憂鬱な気分になる。自分が前回参戦したJのライブは、今年7月のLIVE HOUSE TOUR "AOMORI WEEKEND" の八戸FOR ME公演だったのだが、その時も雨だった。なのでちょっと雨に縁があるな。

なんて思いながら、🎵山を飛~び~🎵谷を越え~、青森市内に到着したらなんとピタっと止んでしまった。

以前、Jが所属していたダンスボーカルユニットRINGOMUSUMEには、パフォーマンス時は必ず晴れるという伝説があった。前に自分が観に行った八戸のサッカースタジアムでのミニライブでも嵐の中、開催が危ぶまれたが登場時には晴れてくれてびっくりした記憶がある。そんなことをちょっと思い出した。

青森市内を走り新町付近の駐車場に車を止める。その頃にはまた、しとしと雨が降ってきた。でも、良いのさ。Jのライブは雨……土砂降りではなく、しとしとの雨……が自分のイメージに定着しつつあるが、その方が少し影のある良い女のイメージがある(?)ではないか。
 

てくてく歩いて、青森Quarter到着。まだ、並ぶのはちょっと早いみたいだった。

初のQuarterですワタクシ

熱心なファンの皆様は物販のお買い物も済ませた頃合いと見えて、会場前は閑散としていた。道路を挟んだ向かい側の高架道路下に皆さん雨宿りしながら待っている状態だった。この時点では、雨は降ったり止んだり。

リボンキーホルダーとシリコンバンドのグッズを買い、いったん自分の車まで戻る。Tシャツ、フーディーなども欲しかったのだが、泣く泣く見送る。もう我が家では各種グッズが飽和状態になりつつあり自重するしかないのだ。

開演前の物販テント、等身大ジョナ娘がお出迎え

 

車で待機しているとトイレに行きたくなったので新町商店街をぶらぶらと歩いて行く。土曜の夕方にも関わらず閑散としている。自分がガキの頃は、休日ともなるとここら辺は人でごった返していたものである。時代は流れ行くのだな。

靴の協働社はまだ残ってるのか、懐かしいなあ、成田本店、さくら野百貨店……ここは元はカネ長武田百貨店といって松木屋百貨店とともに新町商店街の顔だった。ここに入ってほっと一息つく。
 

すぐ前が三角ビルの「アスパム」青森市のランドマークです

頃合いを見計らってライブ会場まで行くと程なく入場列の案内が始まった。まだ、雨はしとしと降っておりRSパーカーのフードを被る。暗くなった雨空にアスパムの三角屋根が頭だけ覗かせていた。
 

この日のライブの注目ポイントはもちろんバンドによる生演奏をバックに行われることである。

会場に入り中を見渡すと、中央にドラム、脇にアンプ、キーボードが並ぶ。やっぱライブはこうじゃなきゃだな。グループ所属のアイドルからソロアーティストへの階段のこれはひとつ大きな階段になる予感。

ライブの生バンドの音圧に負けないボーカルというのは自分の知る限り、ちょっとした特殊技能で、歌が上手いだけではおそらく対応不可である。リハと本番を繰り返しながら身につけるしかないのだろう。それか、生まれつき持っているものが違うのかも知れない。多分、その両方があってスターは生まれるのだろう。

BABYMETALのSu-Metal……自分のリスペクトするボーカリスト……を一瞬思い浮かべる。ちょっと話がそれてしまったが、ライブで出会ったお気に入りのボーカリスト二人。そのうちの一人の初バンドライブがいよいよ始まった。
 

やっぱりライブは生バンドに限ります

 
もう、今ではセトリを思い出せない。とにかく初めから全力でぶち上りました。

自分は前からそうなのだが良いライブでは後からセトリなんか思い出せない。もう演奏というか目の前で、その時その場で繰り出される音そのものに浸りきると言うか次の瞬間に何が繰り出されるのか少しばかりの緊張感を伴った興奮状態で記憶の整理なんかは後回しになってしまう。

Jも自分で歌っておきながら記憶が飛んでしまっているらしいことをSNSで白状していた。やっぱりその場で何が起きるかわからないライブの場においてカラオケではない生のバンドの即興性、一度限りの生の演奏に合わせて歌うという作業は、その興奮とカタルシスは桁違いなものなのだろうな。
 

ボーカルについては現時点ではパーフェクトといって良かった。とにかく会場全体ノリノリだった。どこかに不安を抱えたパフォーマンスではこうはいかないだろう。そしてバックバンドの音圧に決して負けてはいなかった。

面白かったのはMC。Jがオーディエンスを煽るセリフを投げかけると後ろのドラムが呼応してバスドラをドドドドっとキックしたりする。まあ、バンドのライブではよくある光景だが、Jちゃんこれがいたく気に入ってニコニコ後ろを振り返りドラムの彼にアンコールしたりした。

そうねこれ、カラオケじゃ絶対できないもんね。これが、今後、日常になる日がくれば良いな。

なんて思いながら夜の山越え、冷たい雨のみちのく有料道路を🎵風をき~り~🎵雲をわけ~、帰ったのでした。
 
 

それでは最後に、今はこれがいつも頭の中で鳴っています。

 
 
 


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