園川一美
80年代後半から90年代の終わりまで、実働14年で1,500投球回。間違いなく、弱い時代のロッテオリオンズ〜千葉ロッテマリーンズを支えた投手だ。
1993年は小宮山が12勝、前田が9勝、そして園川が9勝だ。ついでにリリーフ兼任の伊良部が8勝を挙げている。この4人が規定投球回をクリアして合計38勝は、まあ悪くはないはずだ。しかし同年、チームは51勝しかできなかった。
この年の園川はシーズン後半戦は負けまくるのだが、全体としてはキャリアハイの投球回で、完封勝利も2回記録し、しっかり働いたシーズンだったとは言える。
実は、前田の2年目のシーズンである1990年から在籍最終年の1995年までで、前田と園川の成績を比較すると、園川も(この2人の比較においては)悪くない成績を残している。
個人的には、袖を通したユニフォーム、全部が似合っていたのは、堀と園川ぐらいだと思っているんだけど……。