笹島(ささじま)

絵を描くひとりのオタク。映画(主にホラー)の感想やゲームの物語考察という名の感想文を主…

笹島(ささじま)

絵を描くひとりのオタク。映画(主にホラー)の感想やゲームの物語考察という名の感想文を主に記事にします。考察はロマンチックに。

マガジン

  • 見たもの・読んだものの感想文

    忘れたころに増えることもあります。

  • お勉強日誌

    私が興味を持って調べてみたことを自分用にメモした日誌です。思い出したら増えます。 「藪の中」論/メタフィクション など

  • sideMとサイバネはいいぞ

    sideMとサイバネ関連の記事まとめ

  • 【ネタバレ注意】「なく頃に」徒然文

    PCゲーム「キコニアのなく頃に」をはじめ、「なく頃に」シリーズ関連の記事まとめ。ネタバレに配慮しませんのでご注意ください。

  • ツワブキ評論-ポケモンシナリオ考察

    考察は考察でも、ポケモンの物語考察をしたいです。

最近の記事

この夏のホラーバケーション

最近読んだ・見たホラー作品の覚書。 もともと「ひぐらしのなく頃に」でモキュメンタリー的な描写に衝撃を受け、以来モキュメンタリーに近い形式が好きなのですが、キャパオーバーでなかなか新作を追うことができておらず、近頃大変豊作だという事実に周回遅れで気付きまして、今せっせと読んでいます。 人生、楽しいことがまだまだあるもんですね。 小説「近畿地方のある場所について」 夏の始まりに、あまりにも忙しすぎて暇だったときに読みました。 カクヨムで読み始めたらあまりにも面白すぎて、その日

    • 初心者ドクター半年間の編成記録を数字にしてみた

      アークナイツに手を出して1年が過ぎた。 見事に沼っており、ここ1年ほぼ休みなく触って、毎日ちまちま戦略を練っている。 2023年度、ポケスリの次にプレイ時間が長かったゲームだった。 それだけ遊んでいるので、1周年記念に何かしたいと思い立ち、あれこれこねくり回した結果、弊社の初めてから半年分のオペレーターの使用率を調べてみることにした。 アークナイツの初期は、リソース不足との戦いである。 誰彼構わず育成してたらあっという間に身動き取れなくなるので、まずは一部のオペレーターに

      • 比較的読んだ(2024.01~02)

        年明け早々、餅つきのために高尾山に登って、ついでに今年はじめてのおみくじを引き、見事に凶を出しました。 びっくりするくらい、いいことが一つも書かれてないおみくじだったわけですが、ふと御参りする前に引いたせいかもしれないことに思い当たり、おみくじを結び付けた後に御参りして、おみくじの内容を帳消しにしてもらえるように念押ししてきました。マッチポンプでは? ↑という書き出しを書いてからはや一か月弱。あまりにも忙しくてこのnoteを公開するのを忘れてました。その間にもあれこれ読んだ

        • 「まとめノート」の効果についてのまとめ

          Twitter(現X)で流れてきたこちらのツイート の、引用リプにあった こちらの論文がちょっと興味あるテーマだったのでざっくり読んでみました。 こちらの論文でも指摘されている通り、得た知識を自分の言葉で要約することは理解の助けになることが指摘されているので、個人的に興味を引かれたところを中心にまとめます。 問題と目的 講義中のノート作成の効果は必ずしも有効とはいえない。何故ならマルチタスクになってしまうため。 一方で、「事後にの見直し」としてのノート(=まとめノ

        この夏のホラーバケーション

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        • 見たもの・読んだものの感想文
          18本
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          2本
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          10本
        • 【ネタバレ注意】「なく頃に」徒然文
          4本
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          2本

        記事

          見た、見た、読んだ 2023年11月~12月

          「気付けば何もしてないのに年の瀬になる」という言葉をよく聞くが、そのときの「何もしてない」は、いったい何をしてたら満足して、「何かした」になるんだろうなあ。 ということで、何かしたことを忘れないために、見たり読んだりしたもので、書き留めておきたいもののメモです。 映画犬神家の一族 角川チャンネルで無料公開していたので、日本の古典ミステリにして、一族を築きあげたフィクサーの死から始まる遺産跡目争いの最中の殺人事件ものの大家なのに実は見たことがなかった。なので見た。 図ら

          見た、見た、読んだ 2023年11月~12月

          読んだ、見た、やった(2023年10月後半~11月頭)

          10月後半から11月頭くらいのインプットややってみたことの中から選り抜きサザエさん。 本絵と言葉の一研究 寄藤文平 仕事で、わかりやすいって何だろう?と考えていたときに買った。 本書の著者は装丁デザインなどをこなすデザイナーさんである。 デザイナーさんという人種とじっくり喋ったことが人生においてほぼなく、こういう人たちは一体どういう世界観で世界を見ているのだろうという興味もあった。 この本で、著者は「わかる」と「わからない」の状態を行き来すること、それを活発にすることが

          読んだ、見た、やった(2023年10月後半~11月頭)

          8thライブとSideMの今後、ゲーム以外で展開するということ

          まずは8thライブお疲れ様でした! 運良く両日現地参戦が叶い、Kアリーナに喉をすべて置いてきてしまいました。それくらい久々の声出しライブ楽しかった!! 今回のライブを見ていて、そして新しく発表されていくお仕事を見て、ゲームという基盤を失ったsideMはその代わりの形態を目指していく形が見えてきたのかなとふんわり思ったので、その備忘録としての日記です。 最初に言っておきますが、ポジティブめに捉えてはいますが、IPとファンの関係性的な意味合いの方向から考えていますし、現状はまだ

          8thライブとSideMの今後、ゲーム以外で展開するということ

          2023年10月前半 読んだ見た感想まとめ

          最近はマンガを中心のあれこれと読み返したり、新しく読んだり、大体同時並行で読んだり見たりしてます。その中から、言語化したいものをピックアップ。 あと、久しぶりに活字をまとめて読んだのがトピックスです。 本デザインのミカタ 著者のTwitterでアカウントはたまに見ていた。言語化と3ステップ程度にまとめるのが非常に上手な印象。 青山ブックセンターで開催されていた発売記念の展示会に友人と行き、購入。展示の内容は、ブックセンター内に商品として陳列されている本の表紙を見ながら、音

          2023年10月前半 読んだ見た感想まとめ

          ドクター歴半年、アークナイツ初見感想

          以前からTLで「ストーリーが重厚」という評判で気になっていたアークナイツ。 今年の4月6日に初めてはや半年、月パスやアニバーサリーガシャ買う程度にはハマっているのでその記録としての日記です。いっぱい今更なことや分かってないことを言っていると思いますが、初見感想としてお楽しみください。 アークナイツのいいところ:面白いゲームとして面白い タワーディフェンスジャンルのゲームに触ったのはチェンクロ以来だが、全く別物。マップと配置の概念があると、こうも違うものなのかと驚いた 普

          ドクター歴半年、アークナイツ初見感想

          「君たちはどう生きるか」初見感想(ストーリーネタバレ少なめ版)

          この記事は「君たちはどう生きるか」について、ストーリーのネタバレはしない方針の感想です。 ただ、どう頑張ってもキャラには触れるし、こういう映画だったということは伝わるので、せっかくの宮崎駿の作品を前情報一切なしで見る事ができるという、一生に一度しかおそらく訪れない貴重な体験を活かしたい方は、読まないでください。 いいですか。余計な前情報なしの初見の感想こそ、貴重で、最も価値があるもののひとつだ。 いいから映画館に行け。話はそれからだ。 ちゃんと見てない人はブラウザバックしま

          「君たちはどう生きるか」初見感想(ストーリーネタバレ少なめ版)

          「藪の中」論日誌(1)

          私、ちょっと前から、芥川龍之介の「藪の中」という作品に興味がありまして。 ちょっと前、と言っても、元は「うみねこのなく頃に」の物語の結末と、作品を取り巻くファンによる熱狂と終わった瞬間、熱がサッと醒めて忘れられていった流れが妙にダブって見えてしまった現象を、どうにか言語化したくて10年ほど悩んでいる間に、そのどこかで「藪の中」に触れたので、最初に興味を持ってからはそれなりに時間が経ってしまいました。 普段からあっちにこっちにと常時30本くらいある興味があるものの間を日々反復

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          ホラー映画・番組の感想まとめ(2022年6月末~7月頭)

          作業中に見た映画、番組の感想まとめです。 爆音系じゃなければホラーがASMRとしてちょうどいいのに最近気が付きました。 心霊マスターテープ2 念写https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08R7P9YTW/ref=atv_dp_share_cu_r 「コワすぎ」参戦!?マジで???それは見なければ!!!ということで視聴。 今回は2だからということもあってか、初っ端からバンバン人が消えていきました。こんなに消してどう展開するのと思

          ホラー映画・番組の感想まとめ(2022年6月末~7月頭)

          2022年5月~6月映画・番組の感想まとめ

          作業をしながら見たり、作業の息抜きに見に行きました。意外と見てたので感想まとめです。 シン・ウルトラマン 初見の衝動が忘れられなくて、その日のうちにもう1回見に行きました。ウルトラマンは平成の数作品しか知らないはずなのに、これ知ってる~~~!!という興奮がすごかったです。 普段食べなれているおでんを、丁寧に出汁から素材を厳選して作ってもらった感じ。ああ、自分はやっぱり出汁の味そのものが好きなんだなあと再確認するように、今まで触れてきたコンテンツの好きだったところは、実はル

          2022年5月~6月映画・番組の感想まとめ

          sideMは何故人類の命を救うのか?

          こんにちは、握野、雨彦担当、朱雀ファンのいちプロデューサーです。 サイスタリリースおめでとうございます!! TLから聞こえてくる様々な声を見るに、完璧ではなくとも、ひとまずの出だしは悪くないようで、ほっと安心しています。 早く噂のエピソードゼロ読んで狂いてえ。 さて、TLのお祭りムードを眺めながら、ふと、今のモバゲー版sideMの面白いところを言語化したいなという気持ちになりました。 なんだかんだ、伝説のメンテ明けから約7年の間、ゆる~くアイドルマスターsiedMとお付き

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          ニッチで最高なアンソロジーを主催した話

          こんにちは、笹島と申します。 普段はゲームのシナリオを深読みしてウンウン言ってるこのアカウントですが、今日は自分が主催したものの話をさせてください。 先日、私の推し、声優の笠間淳さんの朗読番組「黄昏古書堂」(通称、たそこしょ)内のコーナーで生まれたキャラクター「たそこしょガールズ」のウェブアンソロジー企画「Weekend!(ウィーケン!)」を主催し、記念ブックレットを発行しました。 はっきり言ってめちゃくちゃニッチな企画にも関わらず、番組を愛する11名の方から作品を寄せて

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          第2回sideM学会inオンライン レスポンス&こぼれ話

          第2回オンラインsideM学会、お疲れ様でした!! いや~~、今回も楽しくて、新しい知見が得られる発表ばかりで本当に沢山の刺激を得ることができました。 貴重な機会を提供して下さり、当日まで沢山の時間をかけて準備してくださった主催のみなさま、担当への、sideMへの愛をこれでもかと携えて登壇された発表者のみなさま、休憩時間も配信画面を見逃すことができない素敵なポスター展示に参加されたみなさま、そしてコメントで盛り上がったり、更なる知見を提供された視聴者の皆様に感謝申し上げます

          第2回sideM学会inオンライン レスポンス&こぼれ話