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ささいな幸せ

noteは「タメになる」事がなんと多いことか。
しかし、私のnoteに関しては、タメになるかならないかでいうと
ならないことが多いと思います。
それでも目を通してくださった方、スキをくださった方
どうもありがとうございます。

野良にしてはきれいなウミネコならぬ海猫

私自身の好みというか、魅力的な人の共通点として
「同じ映画を何度も見返したり、固定メニューを選べる人」の
話をしたい。と、言っても別に深く掘れる話でもない。
ただただ単に愛おしいだけの話。

人を大きくわけたとき
同じことを繰り返せる人か そうでない人かだと思っており
私はどちらかといえば繰り返せない方。
だもんで、「これ好きなんだよね」って言いながら
同じ映画を何回も見れる人、同じメニューからかえない人
毎回考察してしまう。

今の彼は、固定タイプでとりわけその傾向が強い人。
映画みようか!と選ぶ時に、見たことあるやつをチョイス。
展開もセリフも一言一句覚えてるんじゃないかと思うのに
好きなシーンで「ジーン」ときて、それを何度も繰り返す。
好きなシーンを抜粋しては、時々口癖のように繰り返す。

私はそのアツアツな気持の時は、セリフもシーンも強く残ってるのに
ちょっとすると「え?そんなシーンあったっけ?」というパターン。
好きな映画!とか言いながら大事なシーンは忘れてるし
好きな味!と言いながら、繰り返し食べることや、ずっと同じはできない。
やっぱり飽きる。
そして記憶の中に強い何かを残せない自分はアホかもしれんとも思う。

何度食べてもおいしい物、何度見ても良い映画ってもちろんあるけど
こんなにこすりきってしまうほど知っているのに
彼が何度も何度も同じところで、同じ味でかみしめては幸せを感じている。
何度も同じあのセリフに心打たれて、揺れ動く気持ちを楽しんでいる。
自分にない物があって、とてもいとおしい。

そうか、たとえ結果が分かっていても彼にとってはそれが良いんだな。
結果がわかるっていうところも含めて、その「安心」がある上に
楽しめるのかもしれないと腑に落ちる。

それでも毎回聞く「それ、飽きない?」と。
でも彼は何度でも同じ「いや、だって面白いじゃん」「美味しいじゃん」
そしてそれを聞いてなぜだか私も安心する。

そんなわけで、メニュー決めや映画選びで毎回同じものを選ぶ彼を見る、
『 たまに違ったものを選んでも良いんじゃないの~ 』って思いながら
でも「同じ」を選ぶ彼、これを見ているのがささいな幸せだったりする。

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