ジブリパーク「魔女の谷」オープンから1か月！来園者を分析してみた【その1】
こんにちは。アライアンスビジネス営業部のイケハタです。
すっかり暖かな陽気になってきて、お出かけしたくなる日が増えてきました。
そして気が付けばもうGW目前、ということで、本日はテーマパークについて人流分析を行ってみます。
分析地は2022年11月のオープン以来話題となっている「ジブリパーク」。
愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に点在する形で、現在5つのエリアが営業しています。
開業時点では3エリアでの営業でしたが、昨年11月に4つ目のエリア「もののけの里」がオープンし、今年の3月16日には5つ目のエリア「魔女の谷」もオープン。
当初計画されていた全5エリアが出揃って、1か月余りが経ったばかりです。
今回は全3回に分けて、様々な角度から「ジブリパーク」の来訪者の傾向を分析していきたいと思います。
第1回となる本日は、ジブリパーク全体を見て「どんな人が、どのくらい来てるのか？」、開業後の推移や、性別・年代別の来訪者傾向、曜日別の来訪者傾向を分析します。
これからジブリパークに行ってみようと考えている方がいらっしゃいましたら、エリア周遊時の参考にもなれば幸いです。
（ちなみに私イケハタ自身、いつか行きたいとは思いながら、いまだにジブリパークへ行ったことがありません。もし内容に齟齬などありましたらお知らせください）
＊GPS位置情報分析システム「KDDI Location Analyzer」を使い自主調査を行いました。
＊集計結果は20歳以上来訪者の日ユニークでの推計値となります。
＊GPS位置情報の利用許諾をいただいた方のデータを元に拡大推計しております。必ずしも正確な来訪者数を示すものではないことをご了承ください。
＜目次＞
【第1回】どのくらい来ているの？ ＊今回！
◆ジブリパークについて
◆分析①来園者数はどのくらい増えている？
◆分析②何曜日に人が多いの？
◆分析③どんな人が来ているの？
【第2回】エリア別に分析！ ＊次回掲載予定
◆分析④どのエリアに人が多いの？
◆分析⑤エリア別のピークタイムは？
【第3回】どこから来ている人が多いの？ ＊次々回掲載予定
◆分析⑥どの県から来ている人が多いの？（国内）
◆分析⑦どの国から来ている人が多いの？（海外）
◆全体のまとめ
◆ジブリパークについて
ジブリパークは愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に2022年11月1日にオープンしました。
・2022年11月1日：ジブリパーク開業（「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリア）
・2023年11月1日：「もののけの里」オープン
・2024年3月16日：「魔女の谷」オープン
という変遷で、今年3月に当初計画の5エリアが出揃ったばかりです。
【営業時間】平日 10:00～17:00 ／ 土日祝 9:00～17:00
【休園日】毎週火曜日（火曜日が祝日の場合は翌平日）、年末年始及びメンテナンスなどの指定日
ジブリパークは予約制で、一日の定員は5,000人前後とのことですが、実際の来園状況をどんな感じなのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
◆分析①来園者数はどのくらい増えている？
ジブリパーク全体の来訪者数の推移をGPS位置情報をもとに集計してみました。
やはり新エリアオープンのタイミングで来訪者数が増加していることが分かります。
また「魔女の谷」エリアオープンした今年の3月は、パーク開業の2022年11月に次ぐ推定来訪者数に。
全エリアが出揃ったということもあってか、昨年11月の「もののけの里」エリアオープン時以上のインパクトがあったことが伺えます。
4月も中間時点で3月と同水準の来訪ペースで推移していること考えると、4月、そして大型連休の流れで5月も多くの来場が見込まれそうです。
◆分析②何曜日に人が多いの？
ちなみに曜日別で見ると以下のような結果に。
土日が多いのはもちろんですが、平日も平均すると、土日のおおよそ6～7割程度の来場があるようです。
平日でも、チケット完売となっている日もかなり多いようですので、行きたい方はとにかく早めの予約が重要です！
◆分析③どんな人が来ているの？
続いて、どんな方が来ているのか、来訪者の属性を見ていきたいと思います。
幅広い層に人気のあるジブリ作品ですが、ことジブリパークの来園者に関しては、20代の女性がダントツで多いようです。
地図を見ると回りに大学のキャンパスも多いことから、大学生の方の来園も多いかもしれません。
また土日になると子連れファミリーと思しき30～40代の割合も増加傾向にある模様です。
（あぁ、ちょっと遠いけど、うちも子どもがもう少し大きくなったら、家族で行きたいなぁ…）
ということで、第1回となる本日は、「ジブリパーク」全体の来訪者傾向を分析してまいりました。
次回、第2回ではエリア毎の来訪状況を見ていきたいと思います。
もし本記事を読んで面白いと感じたり、何かのお役に立ちましたら、「スキ！」ボタンを押していただけますと励みになります。
また、テーマや「こんなこと、こんな場所を分析してみてほしい」などご要望ございましたら、お気軽にコメント欄にお寄せください。可能な限りお応えしていければと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
それではまた次回もよろしくお願いします。
＜今回使用したGIS＞
KDDI Location Analyzer（GPS位置情報分析ツール）
＊今回の分析例のように、調べたいエリアや施設をピンポイントに設定して、日本全国どこでも人流や来訪者居住地を調べることが可能です。
＊無料トライアルも受け付けておりますので、会社等で人流分析ツール導入をご検討の際はぜひご活用いただけますと幸いです。
＜執筆者プロフィール＞
池畑 索季（いけはた・もとき）
営業歴10年。前職の出版営業では全国の本屋さんを行脚する日々だったが、縁あって現職では商圏分析、位置情報分析を扱うように。世界史とSFと登山とパデルが好き。「技研サウナ同好会」所属。
＜関連記事＞
＊＊＊出典＊＊＊
本記事の見出し画像はスタジオジブリ公式サイトよりガイドラインに基づき掲載しております。
https://www.ghibli.jp/works/majo/#frame