スキーやスキーボードのメンテナンスやチューンナップって、なんなの?【よくわからない人向け】
メンテナンスやチューンナップって聞くと、なんだか上級者な気がしてしまいますよね。頼めばお金もかかるし、そもそもどう頼んだらいいか判らないし、専門用語ばかりですし。
スキーやスキーボードのメンテナンスやチューンナップは長く使うための手入れだと想像してください。
これを何かに例えるならば・・・例えばお風呂。毎日入れば気持ちいいですし、1日を快適に過ごせますし健康でもいられます。体に異変があっても気付けますし、水道光熱費がかかるデメリット以外はほとんどメリットです。
ちなみに、鏡を見る習慣がある人ほど健康効果が高くて老化も少ないらしいですよ。お風呂に入れば必然的に全身を写して鏡を見ますから、これは素晴らしい効果かも?
そんな毎日のお風呂は大変に思う方なら、シャワーになるでしょう。時間もコストも軽減できますが、効果は少し失われるでしょう。
とはいえお風呂って、自分が構わなければ入らなくとも良いものです。かつてのヨーロッパでは間違った健康の常識でお風呂に入らないことが常識だったみたいですし、そこまで極端でなくとも、例えば登山などではお風呂に入れないことも普通にあります。しかし一般の生活の中で長期間お風呂に入らないと健康トラブルも起こりますし、自身の異常に気づくこともできなくなります。
これがメンテナンスやチューンナップの考え方と思って下さい。健全な状態を保つための作業が「メンテナンス」だったり「チューンナップ」です。メンテナンスはチューンナップの一段階前、そんな感じです。
メンテナンスは実はとても簡単なもので、使う前の状態に戻すだけです。使うたびに使う前の状態に戻っていれば、いつだって良い状態で使えますよね。そのメンテナンスで異常が見つかったり、もう少し改善したい——もっと滑るようにしたいとか、エッジを効かせてスピードも出したいなど——と、そういう改良をする場合にチューンナップが必要になります。
なので、先日のブログでお伝えした「プレチューン」というのも、初めて使う前に健全な状態にして使い始めるという事になります。使い始めから良い状態なら、メンテナンスも簡単になるでしょう?
メンテナンスでは板の異常や破損、スキーの場合はサビや金具の異常などを確認します。と言って文章で書くとものものしいですが、水分を拭き取るなどの作業で気になる箇所がなければそれで十分です。サビについては発生するととても厄介なので、きちんと水分を拭き取って乾いた状態で保管することができればそれでOKです。
ワックスについてはスキーなどでは滑るためにワックスは必須と考えて下さい。ワックスは消耗品で、滑るたびに減っていって滑りが悪くなり、塗れば滑るようになると考えても大丈夫です。最近では本格的な道具がなくても塗れる「リキッドワックス」が主流になってきていて、これをさらっと塗るだけでメンテナンスができます。使い方は簡単、板の水分を拭き取って乾いた状態で塗るだけ、便利です。
GRでも今年から誰でも使えて効果抜群な「GRワックス」を販売します。どんなものかは下の動画をご覧ください!
基本的にメンテナンスというと、板を拭いて乾かしてワックスを塗ってそれでOKです。しかし異常があったり、ちょっと良くしたいと思ったりしたらチューンナップの出番です。
スキーやスキーボードのチューンナップはお店で依頼しますが、道具があれば一般の方でもできます。とはいえハードルは高いのでお店に依頼するのがまずは一番です。
お店でチューンナップを依頼する場合、具体的に「こうしたい」ということを伝えて相談してチューンをしてもらう事になります。この時にどうしても難しい専門用語が並びますが、
「初めてチューンに出そうと思うのですが」
この魔法の言葉一つで随分簡単になります。先にこれを伝えて、具体的に「もっと滑るようにしたい」「メンテナンスを楽にしたい」「エッジの引っ掛かりを改善したい」など伝えれば、チューナーの方で色々提案してくれます。この辺りが不安ならば経験者とお店に行けば良いですし、GRでもチューンナップをしてますので、メールのやりとり、発送などでちょっと手間はかかりますがぜひお頼り下さい。相談だけでも喜んでお伺いしますよ!
こうして見ると、メンテナンスもチューンナップもそんなに難しいものではなくなります。近年は物価の高騰などでスキーもスキーボードも安くありませんし、頻繁に買い替えるものでもないのでぜひメンテナンスからでもしながら、お気に入りの一台を長く乗ってもらい楽しんで頂きたいと思います。
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