2023/1/23週(1/23-1/29)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
小売関連テクノロジーの主要テーマ(2023):損失防止、予測、パーソナライゼーション、従業員支援
注目すべきは2点
1:パーソナライゼーション(需要予測の高度化)
内部データ、外部データ (購入データを含む) を堅牢なモデリングおよびデータ クレンジング プラットフォームに組み込み、需要の予測、計画、割り当て、補充、およびライフサイクルの価格設定を推進。様々なツールを駆使して、顧客にあうエンドソリューションへ繋げる仕組みです。
2:従業員支援
イネーブルメントとは、「強化・改善するための取り組み」のこと。
(またも、バズワードw)
営業研修や営業ツールの開発・導入、営業プロセスの管理・分析といったあらゆる改善施策をトータルに設計し、目標の達成状況や各施策の貢献度などを数値化します。そして、数値分析により、営業活動の最適化と効率化を目指すという取り組みのこと。本記事では、パートタイマーのオープン シフトと従業員の空き状況、ウェアラブル スキャナー、全身ハーネス、ポータブル ガス センサーなど、様々なツールを用いて検知し効率化を図る取り組みです。
小売業はミレニアル世代やZ世代に傾倒していますが、Lands’Endはそうではない
https://www.landsend.com/
カジュアルブランド「Lands' End」の誤ったターゲット施策のお話。
コア顧客は「50 代半ばの団塊の世代で、郊外に住み、働き、倹約家で、年間世帯収入が 10 万ドルをはるかに超え、家に子供がいる」ということがわかっているのにも関わらず、Z 世代とミレニアル世代へのアプローチを実施していました。
結論として、
・アマゾン、コールズ、ターゲット(マーケットプレイス)に販路拡大
・サードパーティのマーケットプレイスでブランドを見つけた新規顧客の 75%がLands' End で買い物をしたことがないか、失効した顧客であり、Lands' End で 5 年間買い物をしていない
・彼らは「ジェネレーション X」であった
消費者数が増加する世代を中心に、小売業者がその集団の買い物客を追いかけていることは驚くべきことではありません。自社の商品に合う顧客属性の見極めは大切ですね。
2023年の 再販 のあり方、どうなる?競争の激化、統合、そして収益性への追求
※有料会員記事になるので、ようやくサラッと。
ここで報じられているのは、収益性。
メルカリの決算でも同様ですが、2022年はインフレが価格に敏感な消費者に中古品購入を促し、この傾向は今後も続くはず。だが、再販は2023年も実入りの良い事業であるため、競合がひしめき合う市場と、高まる収益性への期待はまだまだ遠そう。
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