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不登校になったキッカケ(前編)
最初の記事で軽く書かせていただきましたが、私は中学校2年~中学卒業の間、不登校を経験しています。
どうして不登校になったのか、その時何を思っていたのか、その背景には何があったのか、出来る限り書いていこうと思います。
ここに書いていく内容は、「私はこういう経験をしましたよ」という事を書いていき、似たような境遇の方々に、そういう事を経験した仲間がここにも居ますよ、という皆さんへの認知に繋がっていけば幸いと思っているので、決して不幸のマウンティングをする為、される為ではありません、ご了承ください。
恵まれていた小学校時代
私は小学校時代は普通より恵まれていた環境だったかもしれません。
友達もいて、イジメられる事もなく、成績も酷い方ではなく、運動もそこそこ出来ていました。
少しやんちゃだったので、他の子を困らせるところは結構ありましたが、これは別に原因がある気がすると今では考えているので、割愛します。
やんちゃ過ぎた為、小学5年の時に先生から怒られました。
この先生には感謝しています。
それを機に私はやんちゃっぷりを収めましたが、今思うと因果応報だったのかもしれません。
中学校にて 1年目
1年の頃に、今までの自分がどれだけ小さい事で思いあがっていたのかを知りました。
私よりやんちゃな人も多く、力も強い人も多く、背も高い、足も速ければ、成績も段違い。
そして何より、小さい小学校の出だったので、コミュニケーションの輪が小さかったです。
まだ1年の頃は一緒に喋る人もいましたが、今度は強いグループから目をつけられ、誹謗中傷の的とされました。
いじめっ子といじめられっ子のグループですね。
この時は同じいじめられっ子グループの人たちがいたので、そういう人たちと一緒に過ごし、一緒に耐えながら大人しくしていました。
部活という逃げ場もありましたし、1年の頃は色々ありつつも何とか耐える事が出来ました。
と同時に、私は小学校でやっていた事をいじめられながら反省し、二度とこういう真似はしないと、再度決めました。
本当に、一緒に居てくれた友人たちには感謝しかないです。
不登校時代到来 魔の中学2年時代
中学校とはこういう物だろうと、思い始め、嫌なヤツらから解放されるクラス替えが2年に進学した時にありました。
このクラス替えこそが、私が再起不能になる第一歩です。
仲の良い人とは軒並み離されてしまいましたが、知っている顔も多少はあったので、1年の時同様何とかなるだろうと思っていました。
しかし、1年の時に小さい輪に閉じこもっていた私からすると、周りの皆のコミュニケーション能力が段違いで上になっており、知らない顔同士でもすぐに仲良くなっていくのを、眺めていく事しか出来ませんでした。
ここでまず、スタートダッシュに失敗します。
中学生が共通で盛り上がる話とは何か?
様々あるかとは思いますが、私の環境では下ネタでした。
声の大きな男子が下ネタを言い、それを嫌がる女子に無理やり聞かせたり等、当時は本当にそんなレベルでした。
私は精神の発達が周りより遅かった事と、偶然当時に放送していた某先生もののドラマで性暴力のシーンを見てしまい、一種のトラウマになっていました。
そのシーンを見てから、暫く悪夢として見続け、気分も悪くなり、震えてしまうという日が続いていて、忘れかけていた時だったので、クラスの皆の会話についていけませんでした。
当時の私は、飛び交う下ネタをずっと顔を伏せて聞き続ける事になります。
酷く気分が悪く、自分がその単語を発さないと周りについていけない環境に絶望していました。
そんな中、会話についていけてない私に「グロウ君はこういう話題話さないの?」と別の話題を振ったのか、気にかけてくれたのかはわかりませんが、声をかけてくれた人がいました。
気力を振り絞り、返事を返そうとしたその瞬間、別の人が
「こいつは(下ネタを)喋らないんじゃない、(ガキだから)喋れねえんだよ!」
と、明らかに馬鹿にする形で、私の言いたい事とは違う言葉を代弁してしまいました。
それを機に、私はどんどんクラス内で喋れない人になっていきました。
給食の時間にも下ネタ、事あるごとに下ネタ、異性と軽く話しただけで「あいつとあいつ付き合ってるんじゃない?」「ひゅーひゅー!」等と、男って馬鹿なんだなと心底この時は思っていました(私も男ですが)
まだ、この段階は良かったのです、この段階までは…。
※これでも割愛してますが、書いてみてかなり長い事に気付いたので前編、中編、後編とさせていただきます。
前編まとめ
1:小学校時代は大きな事はなし、やんちゃだった為、5年以降は先生に怒られ、態度を改める
2:中学に入り、自分のやった事が返ってくる。再度反省するも、一緒に話せる友達のおかげで乗り越える
3:2年に入り、下ネタが喋れないという理由で孤立していく