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ヨーロッパは二本足!日本は四本足が中心。
何のこと?と思うがレストランにおいてメインディシュになる肉の事である。
日本のレストランにおいてメインディシュとなる肉はステーキ(牛)が多い。
これは異論ない事実であり、高級店などはほぼ9割がたステーキだし
それが好きなのだ。しかし地域の特徴は多少あるにしても
フランスなどは二本足(鴨・鶏)が主流だ。自分もフランス滞在中
はブルゴーニュのピノノワールと二本足ばかり食べていた。
ほぼ牛は皆無だ。シャロレー牛という有名な肉もあるが
和牛で慣れている人間にとっては「何じゃこの硬い肉は?」となる。
そもそも食べる感覚も違う、硬いステーキでも噛んでいて
じわ〜っと旨味が出てくるのが良しとされるものに対して、
日本の霜降りに慣れている我々は口に入れた瞬間「とろける」
味に慣れている。年齢を重ねてくるとあの霜降りの脂は
だんだんと食べられなくなる。加齢とともに脂を分解する
酵素そのものの減退もしくは機能しなくなる。
ゆえに若いうちは食べられたとろける肉は平均年齢48歳の
日本人には受け入れがたくなっている。そこで良く動く鶏たちは
べとついた脂がないのでとても食べ安くなるといいうものだ。
もちろん微妙な差かもしれないが、、もちろん生産者の心意気に
よる部分が多い。良いか?悪いか?というよりも結論から
いえばいい肉の条件とは「健全・健康・落ち着いている」
ということに限る。人間と一緒で動物もストレスフルで
育った肉はどことなく美味しくないものなのだ。
肉質は生産者を見ればそのまま、反映する。常に
イライラしている生産者の肉はやっぱり・・・なのだ。
平常心これからの畜産のテーマなのかもしれない。。
付加価値つけようサービス業マガジンVOL281
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