グラスワイン1杯=67万のワイン?
2024年12月末日 ビルの解体に伴いレストランの閉鎖を余儀なくされる
赤坂のレストラン!30年近く営業していただけに寂しい限りであるが
あと1ヶ月余りでその営業をストップされる。
今回はそこのワインの秘蔵をお客様と分かち合う機会に恵まれた
ワイン好きならばアンリジャイエの名前ぐらいは聞いたことが
あるだろうが現在の市場価格は475万円ほど、7名の参加で
グラスワインは1杯67万の計算になる。もちろんそんな価格での
提供ではないが高額なものであるのは間違いない。
さてその真価はどんなものだったのだろうか?
もちろん生産者は故人であり、この世にはいないし数は減るだけ
ワインの価格は減れば減るほど上昇傾向だ!アンリジャイエのワインに
は「ハズレなし」というぐらい品格も高く、当時は誰も見向きもしなかった
バイオダイナミックスの先駆者のような人だった、その自然の味わいを
最大限に生かしたその心意気な味わいはワインラバーたちの最終的な目標でもある。
1981年という小さな年でも赤系果実・スーボワ(湿った木の香)・動物臭
複雑なキノコの香りが優しく漂う、温度ごとに四季の香りが蠢き
脳天にいつまでも語りかけられるような香りは44年近く経った今でも
全く衰えない、相変わらず恐ろしいワインだ。今まで数多くジャイエも
楽しんできたけれども外れたことがほとんどない!流石な感じだ。
美味しくなかったのはニュイムルジュ1976(もう存在すらない)
ワインが当時あまり美味しくなかったぐらいだ。
ワイン好きなら1度は飲んでみたいアイテムだがまだここに在庫があるので
来月にまたやれるかなあ・・と思った次第である。
付加価値サービス思考VOL1