ポンコツばあちゃんの就活日記14:不来方のお城そぞろ歩き
今日は、盛岡にいます。お仕事です。
6時から不来方のお城(盛岡城址)を朝歩きしてきました。
岩手山は残念ながら曇っていて見えなかったんですが、城山から望む岩手山の眺望は抜群なんです。昨年の3月にきたとき、雪をかぶった姿がきりっとして美しく、仕事場の教室から見える岩手山にしっかりと見守られているようでした。
もう10年以上前に未来質問をしたとき、
「10年後は日本中を旅しながら仕事をしてるよ」
「その旅のエッセイを時々雑誌に載せてもらってるねん」
「おかげさまで、旅の費用は心配なしやねん」
と口走っていました。
すべてうまくいった10年後、何をしているか?というしつもんに0.2秒で答えるのが未来質問。「制限を外したら何をしたいと思っているのか」を聞いています。
当たらずとも遠からず、形は少し違いますが、叶っている10年後の今を生きています。
5年前に、キャリアカウンセラーのお仕事はもっと若い方にやってもらって、私はこの歳でしかできないことをやろうと思って1年間かけて引退する準備をしてたんですよね。
ところが、その2か月後にいただいたのが公務員試験対策講座の依頼でした。
2019年、最初の年は秋田と広島に行きました。全て対面の講座でした。そこで、災害に傷ついた東北の学生さんたちと出会いました。自分たちで故郷を守る、日本の国土を守るという意志を多少の差はあれどお持ちでした。これまで関西での仕事ではないことでした。
そして広島、伺った少し前に大水害の直撃に出会っていて、全大学の学生、職員が全員でボランテアに出たという、そういう経験をした直後の公務員を目指している学生たちと向き合う仕事となりました。
これからもどんどんポンコツになるでしょうが、こういう私でもできることがあるならばと思わせてもらいました。
そして、次の年、コロナ禍の中で苦闘する学生たちをほっておけなくて、すべてオンラインで来る日も来る日も頑張りました。あの時期は他にすることがないことと、非常事態ということが頑張るための道理となりました。確実に今よりもっときつかったけれど平気でした。それからはずっとやり続けている。引退の意志はどこに行ったのでしょうね。
普段に戻った今は堪え性がないです。ポンコツが顔を出します。オンラインはしんどいとぶうぶうと不平不満を口にしています。
ただ、学生の前に出るとしゃきっとしてポンコツはどこかにいくのですよね。何とかしたくて頑張ってしまう。その結果、疲れ果てるの繰り返しです。
今より10歳若かったら、思いっきり、今の2倍3倍仕事するんですけれどね・・・。
さて、大好きな仕事です。これからホテルを出ます。
不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心 啄木
15歳に戻れたら、今度こそは勉強をする。頑張っている学生たちを見ていてそう思います。
他の人は知らんけど・・・。