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【感想】上越『学び合い』の会参加 

上越『学び合い』の会にオンラインで参加した。印象に残ったテーマは、これから西川純先生が引退された後、『学び合い』はどうなっていくのかということ。

私は西川先生に出会わなければ、おそらく教師を続けていない。10年前、授業がうまくいかず、子どもとの関係もうまくいかず、教師としての自分に自信をもてずにいた。そこでインターネットで『学び合い』に出会ったが、実際に実践を見たこともなかったので、授業はうまくいかなかった。そこで、一大決心をして西川先生にメールを送った。すると、その日のうちに勤務校に西川先生から電話がかかった。驚いて電話に出て、相談に乗ってもらい、上越へ訪問することとなる。そこで、授業を参観し、実践者の方と繋いでもらい、『学び合い』の会にも参加するようになった。そして、もっと『学び合い』について学びたいと考え、教職大学院に入学し、研究をすることになった。そこで、教育について考えてきたことが今に繋がっている。あのとき、西川先生に出会わなかったら、今の自分はいないだろう。

これから西川先生が引退してしまうと、あのときの私のような経験をしてしまった人はどうなってしまうのだろう。そう考えると、少し怖くなる。でも、いつまで経っても先生に頼ってはいられない。これからは覚悟をもつことが大切だ。

とは言っても、自分はとても意思が弱い。それは、自分自身が一番よくわかっている。一人では、悩むことや挫けることが多い。だからこそ、志の高い人たちと繋がっていきたい。明日、安曇野『学び合い』の会を開催する。会を始めた理由は、安曇野に来たときに心細くて、仲間が欲しかったからだ。会を開催したときは、参加者は身内の3人だけだった。しかし、今では10人近くの人が集まってくれている。地域の活動に参加することで、教員ではない方々も教育に関心がとても高いということがわかった。私が会を主催していると言えば「参加したい!」と言ってくれる人もいた。中には、「悩みをどこで話したら良いかわからなかったけど、ここで話をすることができて良かった。」と言ってもらうこともあった。誰かの力になれているということがわかると嬉しかった。

私も悩んだ時に、『学び合い』の会に参加して、多くの先輩方に悩みを聞いてもらった経験がある。私は『学び合い』の会に救われた一人だ。だからこそ、西川先生が引退された後も、私は地道に会を継続して開催していきたい。もしかしたら、それで救われる人がいるかもしれないから。それが一人も見捨てない社会に少しでも繋がっていくと願いながら。明日の会も楽しもう。

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