カウンターで寝てしまう。
カウンターで寝てしまう。
仕事の後、ちょっと腰掛けるつもりが、
ウトウト。
お客には、散々「寝るところじゃない!!」と言っているくせに。
体に良くないので、極力避ける様にしていた。
お店が終わって、
片付けをして、
レジを締めて、
注文をして、
戸締りをして、
帰る。
なるべく腰掛ける猶予を与えない。
時短営業になって、
この「note」を始めたころから、
「いいね」をくださった皆さんが、
どんなことを書かれているのか、
ちょっと覗く様になってからだと思う。
店には、まだストーブの残り暖。
こんな状況下で、
店が静かな分、
皆さんの話を聞きながら、
つい、ウトウト。
◆
学生の頃、
イッセー尾形さんの一人芝居(「都市生活カタログ」)を観るのが大好きだった。
お酒を飲みながら、
ビデオで何度も何度も。
それこそ、口調が移るくらい(笑。
代表作のひとつ「バーテン」の、
あの営業中の、
軽薄な感じは、
実際に店を始めると、
さすがに宜しくないので、
消す様に努力している。
でも、もうひとつの代表作「新・バーテン」の、
あの営業後の、
気怠い感じは、
どうにも残ってしまっている。
「ひとたび腰掛けてみな。俺は二度と立ち上がれないよ。」
その通り(笑。
(↓以下、ネタバレあり)
朝の4時に面接に来た女の応対に、すっかり疲れ果て、
うっかり腰掛けてしまった、
バーテン。
「いっけね、腰掛けちゃったよ。」
そのまま、天を仰ぐ様に、
眠ってしまう。
それはそれで、なかなか天国の様だ。
◆
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
起きると、地獄です(笑。 さっ、早よ帰ろ。
お待ちしております。
Gates of Heaven / BluntOne
Lofi Records
2020
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)
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