もし他に従業員がいたら、「note」なんて書けなかったと思う
なかなか感染者数が減らない。
それどころか、過去最高数を更新し続けていて、このままだとまた緊急事態宣言が発令されそうな勢いである。
本当に厳しい状況だ。
ところで、
うちの様な、他に従業員のいない、基本一人所帯の店は、そうは言ってもなんとか難をしのげる、しのぎやすい業態であると思う。
自分さえ我慢すれば良いのだから。
だが、他にスタッフのいる、やや大きめの店舗だったりすると、こういった「営業が制限される」状況というのは、極めて厳しいだろうと思う。
もちろん、雇用調整助成金などのケアはあるのだろうが、それもいつまで続くかだ。
「雇用を生む」とは、この世で最も尊いことのひとつだと、常々思う。
是非とも、早く収束して欲しいものだ。
そういえば、
もし、僕の店に、他にも従業員がいたら、こういった「note」の様な SNS をやっていただろうか、と考えることがよくある。
答えは 、
「多分、やっていない。」 と思う。
だって、そうだろう。
毎日、頭を抱えながら、くだらないことを書き連ねて、
それを読んでいられたりするかと思うと、どうも気が気ではない様に思う。
朝、お店に出勤すると、
「今日の「note」面白かったですよ。」
とか、
「今日の「note」イマイチでしたね。」
なんて、言われるのだ。
しかも、それならまだしも、
「え、マスター、ゴミ回収のバイト始めるんすか?」
とか、中には、
「マスター、今度私にもナポリタン作ってください!!」
なんて子がいたり、
しまいには、
「今日の炒飯の出来、どうでした??」
なんて子がいたりしたら、
「もうほっといてくれ!!」
なんてなりそうである。
経営者の中には、ご自身のブログやツイッターなどを、社内のスタッフの士気を高めるツールに使っておられる方もいるそうだが、
基本、お馬鹿な内容しか頭に浮かばない僕としては、それは土台無理な話だ。
結局、僕にとっては、一人所帯だから出来ることなのかもしれない。
いや、待てよ。
従業員がいれば、それはそれで、また書く文章も変わってくるのかもしれない。
彼ら、彼女らを、鼓舞する様な、勇ましい文章が、僕にもかける様になるのかもしれない。
しかしながら、そうなると、曲がりなりにも今読んでくださっている方々は、スッとどこかに消えてしまいそうである(笑。
よりマッチョな、ビジネスパーソン達が、顧客につくのだろうか。
それはそれで、恐ろしい気もする。
なんて、ありもしないことを考える、今日この頃。
ああ、他にスタッフのいるお店の経営者の方々、どうされているのだろうか。
気になるところである。
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
糸井さんのところなんてどうされてるんだろ。
あ、そういえば、まだ「TOBICHI」行ってなかった。今度行ってみよう。
お待ちしております。
message in a bottle / Chief.
Lofi Records
2020
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)