ユニセックスについて
暑さ、遂にやって来ましたね。
今年も頑張って乗り切りましょう。
先日、某アーティストの、昨年夏に行われた野外ライブのDVDを観ていたら、その方の履いていたパンツがどうにも涼しそうで、思わず欲しくなってしまった(笑。
調べてみると、とあるブランドのレディース物だということが分かった。
どうりで。
ああいった、軽やかな素材って、いかんせん男性物では、なかなか見当たらない。
早速、同じブランドのものではないが、同様な素材の女性物を探し出して、
ポチッと購入してしまった(笑。
お陰で快適です。
それにしても、男性物って、どうしてああ厳ついものばかりなのか。
日本の夏には全くあっていないと思うのだけど。
実は、今回に限らず、これは僕のよくやる手で、
服を買う時、レディース物から選ぶことが、よくある。
女性物には、色もデザインも豊富なものが多く、特に男性でも着られる大きめのサイズには、売れ残りもたくさんあって、意外に「穴場」だったりする。(細身であるところが幸いしているので、若干嫌味に聞こえるかもしれないが・・・。)
「ユニクロ」や「無印」の女性物XL、XXLなどは、僕からすると宝の山だ(笑。
ところが、
最近、それに気付いた男性も多いようで、街中を歩くと、明らかに女性物だなと思われるデザインのものを、さらっと着ている男の人をよく見掛けるようになった。
もはや、「見た目」的には、男性も女性もない時代なのような気もするし、
それに、
この、日本の暑い夏。
将来、男性も平気でさらっとスカートを履く時代が来るのではないかと思ったりしている。(もう来てるのかな??)
振り返って、
お店に来るカップルを見ても、男性・女性で頼むものに差は無くなっている。
男性だから強い酒、女性だから弱い酒、などと決めてかかると痛い目にあう。
事実、注文の際、2つ一緒に頼まれて、男性にウイスキーのロック、女性に甘いカクテルを無造作に置こうものなら、苦笑いしながら取り替えられたりする。
もう、その辺は完全にユニセックスの時代だ。
では、デートの席などで、もう男性の役割は無くなったのか、と問われると、
「そこだけは、やっぱりこうなんじゃないか」と思う事がひとつだけある。
それは、
「座る位置」
である。
うちのボックス席は、片方が荷物置き場、もう片方が隣のボックス席に近接する格好になっている。
となると、必然的に、前者が「奥」になり、後者が「手前」という感じになる。
もちろん、店員や隣人とすれ違うことのない「奥」の方が、より安心して座れるのは間違いないし、とかく荷物が増えがちな女性を、手荷物の置ける場所に近い方へ優先するのが、男性のあるべき姿なんじゃないだろうかと思う。
ところが、来店されたカップルを見ていると、男性の方が一目散にまず「奥」に座ってしまうケースが、案外多い。
細かい事なのかもしれないが、そこで一瞬フッと立ち止まって、どちらがより落ち着いて座れるかを考えられるかどうかは、結構ポイントなんじゃないかと思う。
これは、結婚をしているしていないに関わらずだ。
それとも、「奥様」なんて、もう日本の古い考え方なのだろうか。
でも、
もし誰もやらないなら、
逆に、抜きん出るチャンスなのかもしれない。
そんな事を考えながら、先日久しぶりに「ファミレス」に入ったら、
そんな気遣いとは無縁の作りになっていて、
あらためて「さすがだなあ」と思った次第です。
立つ背はないけれど。
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
「フローズン・桃・マルガリータ」2杯同時だと、作りやすいです(笑。
お待ちしております。
Japan / Build An Ark
KINDRED SPIRITS
2004
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)