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オナ禁2年達成-性欲は消えるのか?
現在の記録
オナ禁:778日目
エロ禁:277日目
今日はオナ禁と性欲についての関係性についてのエッセイ。そういえば、エッセイというのはフランス語で「試み」みたいな意味で、モンテーニュが始めたものらしい。論文や物語にできない散乱した思考を表現する試み。エッセイを書いている時の試行錯誤自体に着目し、そのまま簡単な言葉に落とし込んだ良いネーミングだと思う。
オナ禁と性欲。結論からいうと、僕は2年オナ禁しているが性欲は無くならない。毎日が葛藤である。ただ性欲が変化したということは断言できる。
性欲は大別して3種類あると思う。ポルノを見たいという性欲と、交わりたいという性欲と、シャセしたいという性欲。これら三種類の性欲それぞれは一定の領域を他の性欲と共有しているので、「ムラムラする」とは「この3種類の性欲が交わった欲望」みたいなものを抱えている状態である、と個人的に解釈している。(例えば、100%純粋にシャセしてぇ、みたいな状態はありえない。なぜならシャセ(結果)には過程が伴うから。)
オナ禁を始める前の僕の性欲のレシピはこんな感じだった。
ポルノ欲:交配欲:シャセ欲 = 10: 2: 7
要するに、ポルノ欲とシャセ欲が強くて、それにくらべれば交配欲なんてほとんど無に等しかった。
オナ禁を初めてから、交配欲がポルノ欲を凌駕し(これが所謂オナ禁効果)、反対にシャセ欲は減少した。それは性欲が減退したというよりも、実際に交配することのリスクと大変さを理解しているので1回のシャセの重みが増したという感覚だ。シャセに関しては量より質を重視するようになったとも言える。
セフレや彼女がいるオナ禁者にとって、ポルノ欲が一番厄介だと思う。少なくとも僕にとってポルノ欲が一番相手にするのが難しい性欲だ。
というのも、そもそも男性のセクシュアリティーは視覚情報を最重視するものであり、ポルノは男性に視覚・性的に訴えかけることに全集中したチートメディアなので、ポルノ欲が交配欲を超えるのは別におかしいことでもなんでも無いのだ。
ポルノ程濃度の濃い快感を与えてくれる媒介を僕は知らない。仮にそれが存在したとしても、それほどの快楽だ、脳に強い影響を与えないはずは無いだろう。ドーパミンの過剰分泌の怖さについて知った僕には恐ろしくて手を出す気にはならない。
と、わかっていても見たくなるのがポルノである。例えるなら、元カノのインスタとも言えるだろう。元カノのインスタを見ても必ず帰らぬ昔の思い日々を思い出して落ち込むとわかっているのにたまに見てしまう。
ポルノにしろ元カノにしろ、長年連れ添ったものを手放すのは簡単では無い。