息切れじじいさん、こんなベーシストはいかがでしょう
noteというプラットフォームに参加してまだ日が浅い私ですが、いつの間にか大勢の方とお知り合いになることができています。
投稿を始めた当初には思ってもおらず、本当にありがたいことです。
いつも記事の更新を楽しみにしている、息切れじじいさんもそのおひとりです。
ご自身がお好きなジャズのスタンダードを中心に、ひとつの曲のさまざまなカヴァーを穏やかにご紹介されている記事に、毎回癒されています。
思えば息切れじじいさんも、ぺこらさんという、今は更新を止めてしまった方のところでお名前を知ったのでした。
すこし前、ある記事のコメントのやりとりで、
「ベースのいいやつ教えてよ」
と仰った息切れさんに、やってみますと答えました。
もちろん数多いるベーシストのうち私が知るのはごく一部、そんな名手たちのことは先輩たちの方がよくよくご存知であろうことは明白です。
いろいろ悩んだ結果、私は開き直りました。
いつも通り、自分が今現在聴きたいベーシストのほんの一部を並べるしかない!
そして笑って見逃してもらおう…
▪️Victor Wooten
ヴィクター・ウッテン|1964年アメリカ、ヴァージニア州生まれ。
R&B、ジャズ、ロックなどの垣根を越えて素晴らしいキャリアを重ねています。
美しいハーモニクスと、超人的テクニック、自然に生み出されるグルーヴ。
♪ "A Chance" by Victor Wooten(1997)
♪ "A Soul Full of Ballad" by Victor Wooten, Dennis Chambers & Bob Franceschini(2017)
▪️Hadrien Feraud
アドリアン・フェロゥ|1984年フランス、パリ生まれ。
21歳の若さでジョン・マクラフリンに抜擢されレコーディングに参加、曲のタイトルが「For jaco」って、ベーシストとしてはとんでもないプレッシャーでしょ!
♪ "For Jaco" by John McLaughlin(2006)
♪ "Marie Ael" by Hadrien Feraud(2013)
▪️Kinga Głyk
キンガ・グゥイク|1997年ポーランド、シレジア生まれ。
SNSでの動画公開が話題となったまさに伸び盛りのベーシスト。
ツワモノ揃いのポーランド・ジャズ界で確固たる位置を占めつつあります。
♪ "Let’s Play Some Funky Groove" by Kinga Głyk & Frankfurt Radio Big Band(2022)
♪ "That Right There" by Kinga Głyk(2024)
▪️Mohini Dey
モヒニ・デイ|1996年インド、ムンバイ生まれ。
強気に攻めるアタックの強さとスピードが気持ちいいです。
2曲目はその才能を発掘したレジェンド、スティーヴ・ヴァイ先生との共演。
♪ "BUTTERY BUNS" by MAMOGI(2023)
♪ "Taurus Bulba" by Steve Vai(2023)
▪️宮地遼
みやちりょう|1994年岡山県倉敷市生まれ。
NY仕込みのメロディックなベースを武器に、ジャズ〜ファンク〜ワールド・ミュージックへとその領域を広げています。
♪ "7 Birds" by the KuJenger(2023)
♪ "Voyager" by 宮地遼(2021)
ここからは、どうしても外したくない偉人たちの職人技的グルーヴをお聴きください。
偉人その①▪️Donald "duck" Dunn
ドナルド・ダック・ダン|1941年アメリカ、テネシー州生まれ。
ブッカー・T&ザ・MG'sにあってサザン・ソウルを支え続けてきた偉人。
ブンブン唸るベースは中毒性高し。
♪ "Soul Man" by The Blues Brothers(1978)
♪ "Boys" by 忌野清志郎(1992)
偉人その②▪️Chuck Rainey
チャック・レイニー|1940年アメリカ、オハイオ州生まれ。
ワン・フィンガーで官能的なグルーヴを紡ぎ出し、東海岸から西海岸を股にかけて活躍してきた偉人。
♪ "Wouldn't Matter Where You Are" by Minnie Riperton(1977)
♪ "Peg" by Steely Dan(1977)
偉人その③▪️Bernard Edwards
バーナード・エドワーズ|1952年アメリカ、ノースカロライナ州生まれ。
ファンク・ベーシストの最高峰。
粘りつくようなグルーヴと独特のタイム感で世界を踊らせ続けた偉人。
♪ "My Forbidden Lover" by Chic(1979)
♪ "I'm Coming Out" by Diana Ross(1980)
長くなってしまいました。
最後は息切れじじいさんがお好きなマーカス・ミラーさんで。
このカヴァー曲はご存知ですよね、私もシビれています。
♪ "Brazilian Rhyme" by Marcus Miller(1995)
息切れじじいさん、お好みと外れたものもあったでしょうが笑って許して!
top image : bass_bernd_musik, Thank you for letting me borrow your wonderful works.