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改修防災屋の記録21
2012年3月
売上は40万くらいでした。
この月は何回線だったか忘れましたが自立型が2台のクソでかいP型受信機の交換工事を行いました。
月に一件くらいの頻度で消防点検応援の仕事をさせて頂いていた防災屋さんからの依頼でした。
100回線以上の受信機交換やった事ある?って言われたのでやった事ないですけどやってみます、と答え受注となりました。
当時は次男がフリーター、三男が専門学生であとは卒業を待つだけというタイミングだったので、三兄弟で一週間かけて施工しました。
せいぜい10回線程度の受信機しかまともに触ってこなかったんで、工事一週間前からずっと受信機交換の事が頭から離れず夢でも工事のイメトレしていました。
工事始まって二日間は下準備に費やしました。
附属装置の連動確認から初め、何十本ときている幹線をアミソ順にノートに書き写し、ノートのメモを見ながら各線にテープでタグ付けし、二重にチェックしながら慎重に行いました。
三日目に撤去、搬入作業です。
またノートのメモを確認しながら一本ずつ配線を切り離します。
切り離しおわったら冷蔵庫みたいな自立型受信機を取り外し、新しい受信機と入れ替えます。
サイズは全く同じだったので、アンカーの打ち直しもなくすんなり行きました。
取り急ぎ感知器警戒とベルだけは復旧しました。端子に戻すたび、メモの端子名をチェックしました。
四日目、五日目
確か二日間つかって連動関係その他の接続、配線の整理に費やしました。
配線にタグ付けをしているとは言え、ビニールテープを使った簡易的なものですし、盤の入れ替えの時に引っ掛けて外れたりするんですよね。
メモしてあるので大丈夫だったんですが、その都度念入りに確認作業するので時間がかかりました。
六日目、七日目
受信機の試験から始まり、端末側の試験です。
警戒区域の入れ替え等の可能性がある為消防点検の時より気を使いながら試験しました。
消防検査当日
試験も完璧に行い大丈夫だと分かっていても緊張するものです。問題なく完了し、ホッとしました。
この体験は自信のつくいい経験になりました。
仕事をしているとやった事無いことに直面することは多々ありますが、あの受信機を交換できたんだから大丈夫だって思って新しい事に挑戦できる人間になったかなと思います。