改修防災屋の記録33

2017年9月~12月

2年と半年ぶりの投稿です。
前回の投稿を読み、思い出しながら書いてます。

ついに本格始動してしまった。超大規模工事(自分的には)
器具付け調整のつもりが土壇場にきての配線工事も追加となりました。

現場は特定を恐れ、地下1地上2階建てと設定します。
ここでふと重要な事を思い出したのですが、この現場は僕らが乗り込む前からすでにユニットバスが置かれ、設備の配管は終わっていました。
壁もクロス貼まで終わっていて、どうも現場の途中で揉めたか所有者、建築が替わったそうです。

電気屋さん、ボード屋さんと工程打ち合わせから始め、3階から下へ進めていくという事になりました。

電気・防災でとにかく配線し、終わった部屋を毎日色塗ってボード屋さんに伝え、配線し終わったところから天井を貼っていくという流れです。

3階配線工事

3階は91部屋の8警戒です。
まずは幹線から引っ張っていきます。
天井裏は十分に高さがあり、CH2400くらいなので配線作業自体は楽です。
奥さんも随分慣れてきてテンポよく進んでいきます。
幹線引き終えて、そろそろ枝の配線やっていくかーという頃に事件は起きます。
「なんかB1Fから天井貼ってるんだけど!!!」電気屋さんが慌てて伝えにきてくれました。

B1Fへ向かうと10人くらいの職人が一気に天井を貼ってる光景が目に飛び込んできました。
全員外国人のようで、話も通じません。
打ち合わせたボード屋さんの職長とも連絡がつかないようで、この時の職長とは最後まで会うことはありませんでした。

幸い天井はジプトーンで剥がせるので、電気屋さんともうB1Fは諦めよう、、、という事に。

これを読んでいる多くの方は気が付かないなんてあり得ないだろと感じていると思います。
不幸なことにこの現場はとにかく広くて、メインの吹き抜け階段は足場を立てて下に降りられない状況でした。
地下に降りるには建物裏側まで外から回る必要があり、特に用もなく寄るにはあまりにも面倒くさかったのです。

「2階でボード屋さん見ないなと思ってたんだよね」なんて電気屋さんと話しながら2階に戻り、気を取り直して配線再開です。

内心このまま放置すれば1階でまた大変なことになるよな、、、なんて思っていましたが、もうボード剥がせばいいやと諦めきっていました。

つづく


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