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ため息が漏れるほどにスキな「現代文」の動画に出会った
本を読むようになってから「競技としての読書」にも興味があって、高校の教科書を取り寄せて、夜な夜な「問題文」を読み解いています。
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学生時代には現代文なんて退屈なものでしかなかったのですが、
大人になってから学び直すと何でも楽しく感じられるものです。
そんな中、現代文のYouTube動画がオススメに上がってきまして。
予備校講師である宗慶二(そう けいじ)先生の話し方のリズムと、私には無い語彙の組み立て方に釘付けとなり、夜中の2時から食い入るように観てしまいました。
いわく、私たちは「事実のあとに、ことばがある」と思いがちなのだと。
つまりまず「世界」があって、それを「ことば」で説明する。
太陽は疑いなく、東から昇り、西に沈む。
地球は疑いなく、自転している。
それを後からことばを使って、学んでいる。
でもそれは違うのだと。
宗先生は「虹はなぜ七色なのか」という話から、それを否定しにかかります。
無限に出ています。
七色じゃありません。
じゃあ何で「七色だ」とボクが、キミが、みんなが見てしまうのか?
なぜ現代文を学ぶのか。
なぜ日本語を、ことばを学ぶのか。
それはことばが、使っている人の「世界を細分化する」存在だから。
視力だと思います?
違う。ことばです。
言語を学んでいるから世界がそれだけより「細分化」されて見えるんですよ。
ことばの数だけ、世界の切り取り方がある。
だからこそ、使い勝手の良い「ヤバい」が、何をもたらすのか。
すべての世界を「ヤバい」一色で全部塗った、その人の感じ方が、
極めて片面的で単面的なモノトニーなものになっていることに、
本人は死ぬまで気が付きません。
ため息が漏れました。
この動画を見て「ため息が漏れました」としか書けない自分にもまた、違う色のため息が漏れました。
今回はオススメをしたくて、何とか良さを伝えたくて書き起こしてみましたが、実際に動画で見るのとは雲泥の差がありますね。
声の強弱、抑揚、そして体の動き。
四の五の言わずに動画へのリンクだけを貼った方が良かったかも。
noteクリエイターさんには強くオススメしたいので、もう一度動画のリンクを貼っておきます。
お忙しい方は「17:00」からだけでも良いので観てみてください。
(結局最初から観ることになると思いますが)
それでは皆さま、おやすみなさい。
私はもう一本、宗先生の動画を見てから眠ります。
ちなみに、世界史の教科書もオススメですよ。
それでは、また。
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