【健康経営推進の難しさとコツのようなもの】
平井さん(DeNACHO室 室長代理)のNewsPicks記事を読んで感じた事。
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2018年を通して健康経営的サラダ屋として取り組んで感じた3つのこと、
2019年に意識して取り組みたいことについて書いています。
1. 健康×エンタメの重要性
文中にある「健康のエンターテインメント化」の重要性は非常に高いと考えています。これは2016年の創業以来私も非常に強く感じている部分です。
商談やミーティングの際にもっともらしいことを言っては、自分は言ってることが真面目すぎて面白みがないな、と感じていたものです。
健康になるというのは非常に真面目で良い子ちゃんな考え方なので、大抵の人にとってはこのテーマについて考え、取り組むということは負担が高い事だと思います。
面白いからやる。興味があるからやる。自分のためだと思えるからやる。これは自主的に何かをするときの三種の神器です。
このような状況を作るために、サラドではエンジニアの方々とマインドフルイーティングを開催しました。
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2. パーソナライズされたコミュニケーションをデザインする
記事中の「自分自身や身内が病気で苦しんだ経験がない人で健康に関心がある人は少ない」の通り、多くの健康に関心のない対象者とのコミュニケーションは彼らのモチベーションを刺激出来るようにデザインする必要があります。
例えば、若い男性エンジニアであれば"パフォーマンス改善に繋がる"や"午後睡魔に襲われず集中力が継続する"などの表現で腹落ちしてもらう必要がありますし、モチベーションのトリガーは色々なパターンを用意出来ると良いと思います。
3. 総務の評価制度という文脈を鑑みた健康の数値化
また平井さんが仰っている「健康の価値の数値化」も非常に興味深いポイントです。健康経営文脈で例えば総務の方々による取組効果は可視化しづらいものです。営業などと違って彼らの頑張りは評価し難いことが多いように見受けられます。
担当者の方々を我々サービス提供側はしっかりとサポートし、社内で評価されやすいような土壌を作らなければその取り組みが評価されづらく継続しなくなってしまいます。
したがって文中で挙げられているようなプレゼンティーズムのような数値化で改善されたことを定量的に表現することは大変有意義な取り組みだと考えています。
◇2019年に私がしたいこと
《組織に対しての提案という観点》では健康取組の価値が分かりやすくなるような仕組み作りが必要で、《個人に対しての提案という観点》ではコミュニケーションの仕方とモチベーションを刺激出来るようなエンタメ性を育てることで個人と組織のベクトルの乖離を出来るだけ小さくすることで健康取組がスムーズに行われるということを2019年は意識していきたいと考えています。
総務や経営陣は組織をより良い方向に導こうとして、良い子ちゃん志向の取組を推進しようとしますが、個人は組織単位で良い方向に進もう!ということはあまり考えられないケースが多いため、lose-loseな関係に陥りやすいです。
従って、win-winな関係の健康経営のデザインは非常に難しいのですが、これにこそ価値があると思うので、この関係性を成立させられる仕組みを作りたいと思います。
2019年健康経営のキーワードは「数値化」「エンタメ」「win-win」だと考えます。