次々と現れる強敵や未知の敵と戦うことに生きる喜びを感じる新卒エンジニアの話
今回の記事はグリモアでサーバーサイドエンジニアとして働くハチおじが担当します。
自己紹介
2020年10月に学生アルバイトで入社、大学を卒業した2022年4月に正社員になりました。
サーバーサイド開発を主軸に置きつつ、クライアントサイド開発・マスターデータ作成・運用改善や自動化など、ゲーム開発に関わる業務を幅広く担当しています。
推しが多いのに完凸しようと張り切るので、課金額が膨らみまくっていることが最近の悩みです。でも幸せなのでOKです。
去年の今頃は近所のつけ麺屋さんにハマっていましたが、最近は近所のお弁当屋さんにある肉厚ジューシーなカツ丼と甘酸っぱいレモンだれがかかった唐揚げに胃袋を鷲掴みにされています。
昨年のAdvent Calendarでは「グリモアのことが大大大大大好きな学生アルバイトの話」という記事を書きました。
この記事から1年、業務内容や心境の変化を書いていきます。それはそれは激動の1年間でした。
激動の1年
束の間平穏
最初の頃はサーバーサイドの知識が全く足りていなかったので毎日が学びの連続でしたが、時が経つにつれて業務にも慣れていき、ある程度の実装までこなせるようになっていました。
基本的にサーバーサイド開発のみを行っており、毎日RubyやRuby on Railsを触り、バージョンアップに向けて新機能の開発や機能の改修・管理画面の機能追加などを行っていました。
しかし時が経つにつれて荒波が訪れることになります。
戦闘開始
年度が変わり雇用形態が正社員に変わったあとも、しばらくは学生アルバイト時代と同じようにサーバーサイド開発が業務のほとんどを占めていました。
しかし、チーム内でやりたいことがどんどん増えて一部メンバーの手が回らなくなったり、メンバー異動が発生するなどの結果、状況に変化が訪れます。チーム内で対応しきることができない業務が発生する事態に直面しました。
対応しきることができないからといって業務を放棄するわけにはいきません。優先度を考慮し対応までの猶予を作った業務も一部ありますが、猶予なく遂行しないといけない業務もあります。
有識者の手をフルには借りられない状況で業務を遂行するには、自分が有識者になるしかありません。できない業務だろうとやったことのない業務だろうと関係なく、自分ができるようになるしかないのです。誰もできないなら自分がやる、そのスタンスで未経験業務にもチャレンジしていくことになりました。
死闘の真っ只中!
データ作成者の手が空かないのなら自分でデータを作成し、効率化できる箇所を見つけたら表計算ソフトなどのツールを駆使して効率化します。ツールはこれまでの人生で数えるほどしか使ったことがないので(大学の実験で足し算をする際に使ったくらいです)、ググったり既存の使い方を模倣したりしながら手探りで学習していきます。
クライアントエンジニアの手が空かないなら自分でクライアントサイドの実装をします。Unityの操作や処理の流れの追い方などは学生アルバイト時代にメンターの方に教えてもらったので、既存のコードを見ながら実装方法を把握したり、理解を深めるために Unityの参考書や動画を読んで学習し、実装できる幅を広げていきます。
また、可能であれば誰でも対応できる作業に変換したり、プログラムを用いた自動化を考えます。
毎回同じ画像を作成・アップしていた場合は、クライアントサイドに画像を自動生成できる機能を追加します。
本来は誰でもできるはずだけどエンジニアしかできない作業になっていた場合は、管理画面に機能を追加して誰でも行える作業にします。
外部サービスを用いた果てしない単純作業が発生していた場合は、外部サービスのAPIを叩くスクリプトを組んで自動化を行います。
幅広く作業をこなしつつ、属人性を排除できる部分は排除し自動化を行い、まだ自分の知識が及ばない業務に手を伸ばす。そんな戦いに明け暮れる日々です。
自身の変化
今まで経験したことのない業務に挑戦していったことで、できることやスキルの幅は広がり、気持ちにも大きな変化がありました。
業務の幅やスキルの変化
上で述べたことの繰り返しにもなりますが、
Ruby on Railsを用いたサーバーサイドの開発
Unityを用いたクライアントサイドの開発
表計算ソフトを使用したマスターデータの作成やテストシートの作成
運用に使うツールの整備
運用フローの改善
外部APIを用いた作業の自動化
などを行うようになりました。
また、まだまだ力が及ない箇所もあります。
CI/CDツール
インフラ
スマートフォンのネイティブプラグイン
などの扱いについて、知識や経験がまだまだ足りずに悪戦苦闘しがちなので、積極的に学習して業務に飛び込み研鑽を積む必要があると感じています。
気持ちの変化
業務の幅やスキルの変化も大きいですが、それよりも気持ちの変化が特に大きいように感じます。
サーバーサイドエンジニアだからサーバーサイドの開発だけをするわけではなく、チームに必要ならクライアントサイドの開発もインフラの保守・運用も社内ツールの整備も何でもやるという考え方に変化しました。
さらに言うと、エンジニアだからソースコードを書いておけばいいというわけではなく、データの作成もテストの準備・実施も、プロジェクトに必要なことは何でもやるという考え方に変化しました。
そして一番の変化は、難易度の高いタスクにも職能外のタスクにも積極的に挑戦したいという気持ちが圧倒的に強くなったことです。
このような変化があったのは、先輩エンジニアに「修羅場経験は人を成長させる」と教えてもらったことがきっかけでした。
「この戦いを乗り越えたら自分はどれだけ強くなっているだろう」
「この先でチームは目標を達成しどれだけの中二病を救っているだろう」
と思いを馳せるようになりました。
戦いの先に待つ輝かしい未来を想像し高笑いが込み上げるようになってからは、どんな敵も打ち倒し必ず目標を達成するという覚悟の下、毎日笑顔で楽しく戦いに挑んでいます!
一人で戦っているわけじゃない
私は決して一人で戦っているわけではありません。同じ志をもつ仲間と共に、日々戦っています。
お互いに助け合うチームメイトの存在
自分の業務に余裕がなくなると
「私やりますよ!」
「おじさんに任せなさい!」
と状況を察して声をあげてくれる人がいます。
「他の作業やるついでにテストの準備しちゃいました!」
と言う人がいます。
「みんなでテスト終わらせたらすぐ終わるから協力しよう!」
と言う人がいて、その声に応えてテストをゴリゴリ進めてくれる人たちがいます。
失敗してもその失敗をポジティブに捉え、悪ふざけへと昇華しフォローしてくれる人がいます。
それぞれの敵と戦いながらも隣人を気にかけてくれる仲間がいることで、毎日笑って戦うことができています。
困っている時に力を貸してくれる先輩の存在
私はまだひよっこエンジニアなので、知識や経験がまだまだ及ばず一人では途方に暮れる巨大な敵に遭遇することもあります。
そんな中でも笑って戦うことができるのは、困った時に支えてくれる先輩方の存在が大きいです。
「自分には無理かもしれない⋯」
「どうしたらいいか分からない⋯」
と感じることがあっても、
「先輩方に聞いたらアドバイスをもらえるかも!」
「苦しんでたら必ず力になってくれる!」
という信頼があります。そして先輩方は必ずその声に応えてくれます。
そんな先輩方がいるからこそ、臆することなく次の戦いへと一歩を踏み出すことができます。
取り組みをちゃんと見て背中を押してくれるマネージャーの存在
そんな私達の戦いをちゃんと見てくれているマネージャーがいます。
「最近こんなことしてるらしいじゃん!」
「こんなこともできるようになったんだね!」
と声をかけてくれます。
悩みがあるときは
「こういう原因があるのかもね〜」
「こういうことをしたら解決できるかも!」
と親身に相談にのってくれます。
私たちの行いを常日頃から見て評価し、応援して背中を押し、悩んでるときには一緒に解決法を模索してくれる。そんなマネージャーがいるからこそ、元気に明るく毎日戦うことができています。
戦いのその先に⋯
グリモアの各プロジェクトには、ユーザーの代弁者でありプロダクトの進む先を決めるプロデューサーがいます。プロデューサーはプロダクトをより良いものにするために、やりたいことがたっっっっくさんあります。こんなことをしたらユーザーに喜んでもらえるのではないか、こんなことをしたら面白いんじゃないか、そんなことをひたすら考えている人たちです。
私の目標は、そんなプロデューサーの夢を現実のものにすることです。誰よりもユーザーに近く、誰よりもユーザーのことを考えて、誰よりもユーザーを愛しているプロデューサーの想いを形にすることで、中二病の居場所を作り、救うことができると信じています。
そのために全力で学び続けます。どんな夢も叶えることができるように、サーバーサイドに軸足を置きつつも職能にとらわれず、どこまでも学習し戦い続けます。
最後に
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
ということで、グリモアは一緒に笑って戦いをともにし、【中二病を救う】側になってくれる仲間を大大大募集中です。
少しでもグリモアに興味をお持ちいただけましたら、是非とも下記の採用サイトをご覧ください。
この記事が参加している募集
読んでくださりありがとうございま――…… え?さぽーと…?いやいやいや!そんな恐れ多いですよ!でも、サポートいただけると、ゲーム開発が少しだけ楽になるかも…… あ!ごめんなさい、独り言ですっ!えへへへ……