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inainaco
時給2000円
この表題でピンと来た人は
この記事をご覧になっている人でしょう。
来年の大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパピリオン(なんか病院みたい)のスタッフの募集で、時給2000円で募集していたとの事。
応募が殺到?して(倍率10倍以上かな)で、選考に入るとか。
今回の万博は結構批判も多いみたいだけど、僕は基本万博好きなので(博覧会というものが好き)成功して欲しいと考えている。
昨今の人手不足で、流石に自国の大阪のパピリオンで外国人を雇うワケにはいかない(多分・・・多様性とかで外国人とるのかな?)だろうから、この時給2000円で募集をかけたんだろう。
まあ、約半年位の期間限定だし、これはこれでいいと言うか仕方ないだろうが、ちょっと僕が気になったのは、
採用された人達は、今の仕事どうするのかな?
普通に考えれば、今働いている職場を退職してパピリオンで働く事になるだろうし。
で、今働いている職場が「いや〜、君に辞められると困っちゃうよ!」として時給2100円を提示したら、
「すいません、今の職場がそちらよりいい条件出してくれたので、パピリオン辞退します。」
そうなると、パピリオン側がさらに高給を提示する?もしくは選に漏れた人に連絡して・・・
そんなこんなで、時給の相場が上がっていって働いている人みんなハッピー!
には、まあならないですね。
どこかで、「もういいや。」と諦めモードになる所も出るでしょうし、それが人材の流動化に繋がるなんて言ってるコメンテーターもいますが。
言うだけだからいいですよねえ。
今の日本の経済状況だと早晩時給の上昇も限界がくるでしょうし、実際製造業とかではコスト上昇の煽りで採用を控える傾向が出始めているみたいで。
そんなにパピリオンで働く人の数が多いわけではないので、これが人材流動化に即繋がるとも思えないですが、逆にこの金額が出始めたというのは、本当に「人」がいなくなってきているという現実を突きつけられているのがゾッとするんですよねえ。