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インバウン丼
最近、お馴染みの言葉になったというか、誰が言ったのか上手い言い方だねえ、「インバウン丼」。
みなさんご存知の通り東京の豊洲市場の中に出来た施設で販売している海鮮丼が強烈?なお値段だったので。
明らかにインバウンド客向けな値段設定だろ!って事でついた名前が「インバウン丼」。
ニュースとかネットの画像とかでしか見ていないので何なんですが(表紙の写真は違います。)
商売している側から見ると、お客様(この場合はインバウンドの方たち)が納得してお支払いされているんだったら、別にいいんじゃないの?ってとこですね。
現物を見てもないし、ましてや食べてもないので内容をあーだらこーだら言えませんし、僕的にはそれ相応のものを食べようとすればそれなりの価格はするよなあ、と感じます。
日本の美徳のように思われている「安くて、美味しくて、安全で」ってのは携わっている人達の責任感と道徳感で持っているだけなんですよね。
人が足らなくなればその責任感や道徳感にも限界がきます。
ならば、より高く買ってくれるインバウンドのお客様相手に値段をつけてというのも当然だろうし、僕も海鮮丼屋さんをもしもしていたら同じ事をするんじゃないですかね。
こちらでも書きましたが、
「日本は物価が安い」と思っている人達には、それ相応の金額をいただけばいいんですよね。まあ、当然いいネタで。
でも、そうなると日本人にはますます海鮮丼(いいもの)が手に届かなくなり、インバウンドの人達が美味しそうに食べているのを見ながら、
「俺たちも昔はあれぐらいのモノを食べてたんだぞ」とかいいながら指を咥えて羨ましがる事しか出来ない現実を見せつけられているんですよね。
誰が悪いとかじゃなく、何でこうなってしまったのか?を真剣に考えないともう取り返しがつかない所に来ている気がするのは僕だけでしょうかねえ。