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鉄道ジャーナル休刊、で感じた事
このニュースを見た時に、「ああ、鉄道関係にもついにこういう波がやってきたかあ」というのがまず最初の感想だ。
時代の流れと言ってしまえばそれまでだけど、僕でも正直そんなに買って読む事はほとんど無かったし、コアなファンの人は購読してただろうけど、そこまで深掘りして鉄道を極める、って事でもなかったし。
そもそも、今の鉄道ファンというのは「撮り鉄」、「乗り鉄」が2大勢力で、そこから派生して「模型鉄」、「呑み鉄」のような感じだし、兼ねている人も多い。(今も昔もこの勢力図は変わってない気がする)
そういう「ライト」な鉄道ファンを満足させるには現在のYouTubeやネット記事で十分満足するだろうし、XなどのSNSで発信される情報の方がリアルタイムで活用出来るので、「撮り鉄」なら運行ダイヤの情報や「乗り鉄」なら特別なツアー列車の情報でもSNSで発信されるのが当たり前になり、本を購入して申し込んだらもう満席なんてのも当たり前になって来ている。
だとすると、いかにして「コア」なファンを満足させられるか、という事に尽きるんだろうけど・・・
とりあえず、購入してみた
内容も見てないのにあれこれ言うのは失礼なので(僕も自分とこのお菓子を買って食べもせずにあーだこーだ言われるのは全く心外なので)、先日amazonで購入してみた。
![](https://assets.st-note.com/img/1737853427-UOFozGVK5QED0kxbM6rR2nm1.jpg?width=1200)
「あれ、ちっちゃくね?」
最初の感想だ。確かに購入したのは20年ぶりくらいだろうから今この大きさになっているのを気づかなかったかもだが。
確かに、本屋さんに行くことも最近減っていたし。
マラソンをやっていた時は「ランナーズ」を購入するために本屋さんに行っていたので、その時に目に留まれば鉄道関係の本を立ち読みすることもあったけど。
![](https://assets.st-note.com/img/1737854018-bzwm2jPQTykN3CIDWfFLHMga.jpg?width=1200)
多分、この外側の大きさだったんじゃなかったっけ。
内容を読んでみた
というよりざっくり内容を「見た」というのが本当なんだけど、やっぱり「ノスタルジー」を大きなウリにしているんだなあ、と感じる。
「鉄道で旅をする」というのがメインの時代の雑誌作りだろうから、どうしても過去の列車の乗車記とかになるんだろうけど、今のファンには響かないかなあ。
こうなると、比べてみたくなる
ってのが人情?ってなもんで、こっちも購入してみた。
![](https://assets.st-note.com/img/1738370591-jiX5xul4ODAeGFWJry8S29Qc.jpg?width=1200)
「鉄道ファン」。鉄道関係の雑誌なら「ジャーナル」、「ファン」、「ピクトリアル」が御三家か。(「ピクトリアル」は今回流石に買っていません。すいません。)
これもざっくり目を通した感じだけど、
「今の鉄道好きなら「ファン」だろうな。」
今の鉄道車両の写真もふんだんに使われているし、まずそれがメインだ。後半には「ノスタルジー」向けの記事もあるけどそんなにどっぷり、という感じでもない。
中の広告を見比べても、明らかに「ファン」の方が広告主もバラエティだ。
「カメラ」、「鉄道模型」、「イベント」、「買取業者」、警備会社の求人の広告まであった。
比べると、「ジャーナル」は広告が少ない、というよりほとんど無いに近い。
このあたりも購読者層の違いがはっきりしているのかなという気がした。
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紙の切符と共に消えゆく「ジャーナル」
僕らの学生時代から社会人初期は国鉄からJRへの移行初期で、当然「紙」の切符でかつ、旅行のおともは「周遊券」だった。
そんないろいろな切符を使い、いかに効率よくお得に旅行しようとしていた僕ら世代には内容は響くのだが、今の世代に「周遊券」といっても「?」だろうし、チケットレスが進んだ現在では、紙の切符が減少するのと同時に紙の媒体が無くなるのも必然だったのかもしれない。
そういえば、よく購入していた「旅と鉄道」(季刊誌)は当時鉄道ジャーナル別刊だったように記憶している(多分。記憶違いなら申し訳ありません。現在も「旅と鉄道」はあるみたいですが出版社は別みたいです。)では、切符の効果的な使い方とか列車の乗り方、そしてブルートレインをはじめとした数多くの列車での旅の方法が記事に載せられ、「鉄道での旅」の意欲を大いにかきたたせられたものだ。
「ノスタルジー」は売り物の一つではあるんだけど、どこかに「終着駅」もあるので、そのさじ加減は本当に難しいですよね。
僕らの商売でも「ノスタルジー」「レトロ」「懐古」というのは一つの手段ですけど、それを現代とマッチさせるのがなかなか・・・・ですね。
最後に「ピクトリアル」さん、ごめんなさい!
ここまでやるんなら、「ピクトリアル」も比べろよ!というご意見いただきそうなんですが、そこまでできませんでした、ごめんなさい!結構「コア」向けで何回か購入した事ありますが、学生の僕には内容が難しすぎた記憶があります。
「ジャーナル」は残念ながら休刊しちゃいますが、「ファン」と「ピクトリアル」はなんとか生き残っていってほしいですね。
#鉄道ジャーナル #鉄道ファン #鉄道 #乗り鉄 #撮り鉄 #ノスタルジー #切符 #チケット