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【自炊ゼロ】noshより完全メシより、自炊なし生活の味方は○○○

旬すぐ

もったいぶった記事タイトルにしてみたが、自炊を暮らしから排除しようと画策する読者諸氏にはコスパやタイパを重視する方も多いであろう、ということで早々に答えを記すことにした。

「AI旬すぐ」に加入しろ。可能であれば米だけ自分で炊くとなお良い。

※この記事はこれ以上の内容を含みませんので、以下は全て冗長パートであるとご承知おきください。紹介割引やクーポンコードも出て来ません。案件/PR記事でもありません。

自炊ゼロ生活への軌跡

自炊を、したくない。

料理というものがどうしても好きになれない。献立を決める作業も実際に作る過程も、別に楽しくはない。今晩とりたてて食べたいものなど思い浮かばないし、なんでもない日の夕食を自分好みに調整するほど細かい味の機微にも興味はない。どうやら自分はあまり食にこだわりの無いタイプらしい。

社会人になった時は、病的に料理が嫌いでもいい感じに生きる術があるだろうと高を括っていたが、これが誤算だった。栄養価・値段・味・精神的満足感すべてを毎日の食事で満たすハードルは意外に高い。いくらこだわらないとはいえ、わたしも人間なもので限度というやつがある。食を疎かにすると心が死んでいくとはよく言ったもので、ディストピア飯みてえな食卓と職場を往復するだけの生活はマジで狂う。狂うんだよ。「飯のエナボックス」という表現は過言ではない。

健康で文化的な生活をしたい。しかし、どうしても料理はしたくない。

この記事は、あちらを立てればこちらが立たぬ限界ワガママ暮らしを「旬をすぐに」で立て直しながら生きるわたしの記録である。好き嫌いに関わらず、種々の事情で料理できる環境にない方などにも幾許かの助けになればと思う。

余談であるが、現在のスタイルに行き着くまでに「自炊ゼロ」「自炊なし」などのワードで検索し先人の知恵を拝借しようとしたが、この辺りを用いてヒットする投稿には『自炊ゼロだった僕が半年も自炊を続けられてる方法♪』的なものが多い。「自炊ゼロ」を見せろっつってんだろわたしは。検索段階から料理を回避しようとする者の前に立ちはだかる壁、許し難い。

旬をすぐに

そもそも「旬をすぐに」、通称「旬すぐ」とは株式会社ファンデリーが提供する、「国産ハイブランド冷食」を謳う冷凍食品の宅配サービスである。わたしはもう2年近く利用している。

通常タイプの商品のほか、旬すぐBOXという大容量ラインもあるが本記事の主旨から外れるので割愛する。

中でもわたしのイチオシである「AI旬すぐ」は、食数や宅配周期を選択すると定期的に商品が宅配されるサービスで、正直システムとしては冷凍宅配界の雄であるところのn○shとほとんど同様だ。ただし、変更や追加、スキップはあちらと比べると柔軟かつ手軽にできる印象はある。また、商品は個々の惣菜であって、主菜や副菜の組み合わさった「弁当」という体裁にはなっていないことも差異として挙げられる。

この旬すぐを主菜に、できることなら米だけ自分で炊いて、無理ならレンチン米を買って、さらに余裕があればインスタントの味噌汁でもつければ、毎日の食卓が相当なコスパを誇るぞ、というのが本記事の主張である。
以下で旬すぐの美点を4点ほど、もう少し細かく述べていく。

おいしい

正直これが無くては始まらないが、旬すぐはおいしい。どのメニューもわたしはおいしいと思って食べている。そもそも味の好みは人それぞれなので、ここが不安な方は試していただくより他にない。定期宅配ではなく都度購入も可能なので是非。辛いものを除く、アレルギー品目を除くなどの設定も可能なのでそれらの機能も活用し、自身の口に合うかをジャッジいただきたい。
レンチン惣菜に付き物の「水分が出る問題」が気になりにくいのも個人的に高ポイントで、あんかけやソース、出汁などが良い塩梅で使われており、少々の水気が増えても気にならないメニューが多い。異和感なく汁気を多めに作る商品開発者の努力に頭が下がる。
唯一の懸念点は副菜が無いことで、正直わたしのように米と主菜で十分なタイプは文句のつけようがない。そんなにもう1品欲しけりゃコンビニでもずく酢とか買えば、という気はする。

飽きない

旬すぐは名前の通り旬の食材、すなわちその時期に安くかつおいしい食材を仕入れ、その食材ベースの商品開発が行なわれているらしく、冷凍食品には珍しく一期一会のメニューが多い。前回の注文で気に入ってリピートしようとした時には完売御礼で二度と会えない、という事態がザラにある。だからこそ既存メニュー数は膨大で、しかも日々新作が追加されており、毎日の食事に利用しても「同じメニューのローテーションになってしまう」という悲劇はほぼ無いのではと思う。新作メニューは公式YouTubeチャンネルでいい感じにおいしそうに紹介されており、今のところパネマジに出会ったことはない。

安い

通常タイプの旬すぐの価格は1食398円、498円、598円の3種類のみ。AI旬すぐで届く商品はこれらを組み合わせることも398円の商品だけで構成することもできる。わたしは福袋などのお得セット以外は398円商品縛りで注文している。味も量も十分かつ多様なおかずが398円から買える、これはコンビニ飯で疲弊した経験のある方には輝かしい福音ではないだろうか。スーパーの半額惣菜ハンターと違って購入タイミングを見計らう必要もない。宅配サービスでネックとなりがちな送料についても、旬すぐは購入価格が一定を超えると送料無料になるのでまとめ買いをすれば本当に1食が398円きっかりに収められる。
数々の似たようなサービスが同程度の価格帯でよく広告を出しているが、大抵「※初回限定クーポン適用時の価格」みたいな但書付きで、毎日の食事とするには懐が厳しい。一度きりの初回限定クーポン適用価格で1食分の価格を出してドヤ顔でバナー広告にするやつ、マジ許せん

サイズ感

身も蓋もないが量については味と同様、「実際に食べていただく他ない」ので多くは語らない。普通体型で普通の食事量を自認するアラサー女性のわたしが満足していることだけ述べておく。均一価格の割にメニューによって内容量・カロリーに結構なバラつきがあるので注文時にお好みでチョイスしていただくと良いと思う。
ここで賞賛されるべきは、パッケージのサイズ感だ。旬すぐの商品はn○shなどと同様、全てが同型のパッケージで届く。これが計算され尽くした冷凍庫ジャストサイズで、大変収納しやすくまとめ買いしてもキャパオーバーになりにくい。冷凍庫の容量に個人差はあろうが、パケの扱いやすさなんて物はこだわってあって損はない。信じてほしい。どんな生活スタイルでも上手いこと収納され得るだけのポテンシャルがこのパケにはある。
サイズ感については公式にわかりやすいページがあるので、我が家の冷凍庫のシンデレラフィット具合と共に供覧する。

送料無料になるギリラインの16食が下段にぴったり

補足

ここまで魅力を語ってきて、わたしの食生活がいかに旬すぐに依存しているかおわかりいただけたと思う。いい感じに栄養が計算されていて、いい感じにおいしいおかずがレンチンだけで食べられる。我が家の冷凍庫はもはや桃源郷と言って差し支えない。

あとヘビーユーザーとしていくつか所感を述べるなら、

  • パケについてるQRコードを読み込むと抽選で冷凍ごはんが当たるの地味に嬉しい(そこそこ当たる)

  • 吹きこぼれることがあるので、「ここまで開ける」の点線を無視した、開封ギリギリの細い隙間だけ開けてレンチンすると良い

  • レンジによるだろうが我が家では表記通りに温めて、特に温めムラは感じたことがない

  • ひとまず都度購入でいくつか買ってみるのもいいと思うけど、AI旬すぐは解約に縛りが無いので、一旦加入しちゃってもいいのでは……送料無料ラインもハードル下がるし……

  • あすけんの入力だけちょっと手間

  • (もはや旬すぐ関係ないけど)レンチン炊飯釜みたいなアイテムで1食分だけ米を炊いて皿代わりにすると、洗い物を最小値に近づけられる

あたりだろうか。
参考までに普段のわたしの食生活を書いておくと、朝:プロテイン 昼:コンビニでサラダ+なにかしら炭水化物 夜:旬すぐ+米0.5合〜1合+アマノフーズのインスタント味噌汁 というのが定番で、なんだか健康的っぽい気がするが昼は抜きがちの上に合間にお菓子がめちゃくちゃ挟まるので別にヘルシーライフではない。朝昼夕は良かったのに間食を入力した途端にあすけんの女が泣く。昼がコンビニなのは職場の都合。

結語

ということで長々書いてきたが、割と本気で自分にとっては非の打ち所が無い食生活デッキを組んだと思っているので、今後も旬すぐで身体を構成していく予定である。

料理が病的に嫌いな同志、あるいはそうでなくても旬すぐを取り入れることで生活が良くなりそうと感じたすべての皆様、まずは一度お試しください。

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