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大航海時代【簡単な雑学.水運の発達】
大航海時代とは、15世紀から17世紀にヨーロッパ諸国が地球規模の遠洋航海を実施して新航路・新大陸を発見し、積極的な海外進出を行った時代である。
【なぜ大航海時代が始まったか】
・香辛料(主に胡椒)の確保 ※当時胡椒は「黒いダイヤ」と言われてた
【胡椒を使用する目的】
・肉の保存
※当時のヨーロッパは肉食文化、当然冷蔵庫がなく肉の保存を塩漬けで行っ
ても腐ってしまった。
・肉の味つけ
・肉の匂い対策
・薬として活用
しかし香辛料はインド、東南アジアなどの暑い時期でしか手に入らない。
それだけ香辛料が貴重だった為、大航海をして香辛料を輸入したかった。 ※ヨーロッパは栽培不可
【貿易の目的】
・利益の追求
・宗教を広める
【大航海は一攫千金の可能性(大)】
香辛料は当時需要が高く、商品自体もかさばらない。そして自分で仕入れを行えば莫大な利益を追求することが出来るため、一攫千金の可能性(大)
しかし大航海時代は生きて帰れる保証がありません。なぜリスクが高いのでしょうか。
【大航海時代のリスク】
・病気の蔓延 ※易感染しやすい
・労働環境の悪化 ※重労働 睡眠不足
・衛生環境の悪化 ※水不足
・海がしける恐れ
・戦争に巻き込まれる恐れ
・防水能力 ※浸水しやすい
【大航海時代の食事】
・栄養失調 ※当時は食材腐ってた
※カチカチに焼いたビスケット.塩漬け肉.乾燥豆.チーズ.ビール
・水不足 ※脱水の恐れ
・壊血病 ※ビタミン不足
【大航海時代の人員配置】
大航海事業は、莫大な資金と労力がかかってる。そのため人員不足はあってはならない。船員もアクシデントがあっても良いように多めに人員確保されるが、それでも無事に戻る方は非常に少なかったとのこと。
【航海技術】
貿易するには航海技術が必要である。当時航海するには羅針盤(コンパス)が重宝された。
【水運の発達】
大航海時代からも分かる通り、水運を活用することで地域が活性化された。
埼玉県でも江戸時代の頃から、江戸で使用する木材を筏(いかだ)にして、水運で木材を輸送していた。埼玉県の中では西川材の知名度が高い。
【西川材とは】
・江戸からみて西の川から運ばれてくる木材のこと
※スギ(約6割)ヒノキ(約4割)
地域:入間川.高麗川.越辺川流域(飯能市.越生町.毛呂山町.日高市)
埼玉県に住んでる知り合いの方に聞いたところ、昭和時代でも入間川の力を利用して木材を運送してたとのこと、昔では良く見られた光景だとのことです。
船の簡単な雑学
【舟.艇.船.舶 違い】
舟:小さく人の力で動かすふね
艇:小型のふね ※短艇、艦艇
船:小型から大型のふね
舶:大型のふね
【海運.汽船.商船 違い】
海運:海上輸送に関わる業務・会社の総称
汽船:蒸気汽船(レシプロ)時代の名残
商船:商業用船舶を有する会社、または船舶
【最後に…】
私たちは冷蔵庫があることが当たり前だと思ってるが、香辛料を得るために命がけで行った。とても真似は出来ないが、いつの時代も成功者は膨大なリスクを背負うことが分かります。そして水運の力で膨大な運送が出来ることが分かります。水があるって素晴らしいですね。
本日はお読み頂きありがとうございます。
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