【みずた実の季節のギフト 4月】 ちょっと気になる『4月14日』あれやこれ
こんにちは。
4月のギフトにまつわる記念日は、スペイン発祥の本とバラの花を贈り合う「サン・ジョルディの日」(4月23日)がありますが・・・。
それ以上に、日本では入園・入学、入社など、パーソナルなお祝いごとへのギフトが多くなる月です。その他にも、お花見の手土産、月の後半から始まるゴールデンウィークでの帰省土産や旅行先の土産などの需要も高まります。
さて今回は、そういったお祝いごとやお土産の話はさておき、2月14日:バレンタインデー、3月14日:ホワイトデーに続く、気になる記念日4月14日:オレンジデーに注目!
第三の愛の記念日『オレンジデー』をご存知?!
4月14日が「オレンジデー」ということをご存知の方は少ないでしょうね。
このオレンジデーは、2月のバレンタインデーと3月のホワイトデーで結ばれたカップルが、その1ヶ月後の4月14日に「2人の愛情を深め、より確かなものとする日」なのですよ。
そして、この日は、恋人や家族にオレンジ(果実)やオレンジにまつわるものをプレゼントしあったり、互いの愛を確かめたり、感謝を伝えたりする日なのです。この呼び掛けからか、この日にオレンジ色のものを身につけると幸せになれるとも言われています。なんだかシングルでもハッピーな気分になれる日ですね。
まだ認知度は低いですが、実は1994年に愛媛県内の柑橘生産農家が発案し、2009年5月に「JA全農えひめ」が日本記念日協会に登録した記念日なのです。(資料元:JA全農えひめホームページより)
オレンジの花言葉は、「純粋」「愛らしさ」「花嫁の喜び」
なぜ「オレンジ」なのか?それは、オレンジの花言葉の由来でもあるのですが、西洋の結婚式で花嫁の髪飾りにオレンジの花(白い花)が使用されていたことからイメージして「オレンジデー」と名付けられたそうなのです。そうです、色ではなくて果実のオレンジからなのです。またヨーロッパでは、オレンジの実は「繁栄」や「多産」のシンボルといわれて、今でも男性がプロポーズする時にオレンジの実を贈る習慣が残されているそうです。
日本でオレンジ色の実といえばミカン科の「橙」ですが、古くはその果実は成熟しても落果しにくく、収穫しなければ同一樹で新旧代々の果実が実ることから、その和名が橙(だいだい)になったとかで、子孫が代々繁栄することに通じる縁起の良いものとされています。そうだったんです!オレンジは世界的にも縁起の良い、愛のシンボルなのですよ・・・私は何気にみかんやオレンジを食べていましたが。そんな存在感のある果実とは知らなかったです。
韓国にもあった「オレンジデー」!
日本発祥の「オレンジデー」ですが、お隣の韓国にも「オレンジデー」があります。しかしこちらは11月14日で、同じく恋人同士が特別な日を楽しむ日なのですが、日本とは少々違っており、カップルでオレンジジュースを飲んで、映画を観たりすることが一般的で、「ムービー&オレンジデー」とも言われています(なんだか映画業界の存在も感じますね)。
ここでもオレンジジュースは鮮やかなオレンジ色で、恋人同士の愛情や幸福を象徴する色として捉えられ、世界共通の「オレンジ=愛のシンボル」ということなのです。
4月14日の韓国は日本と対照的な「ブラックデー」
一方、日本では「オレンジデー」としている4月の14日ですが、韓国では「ブラックデー」と呼ばれています。非公式の日なのですが、なかなかの認知・浸透の日なのですよ。
この「ブラックデー」とは、バレンタインデーとホワイトデーのどちらの日にも贈り物をもらわなかった人たちが友人や家族と祝う?(悼む)日なのです。言わばシングルの日です。この日の服装は上から下まで全身「黒」で統一し、黒い食べ物、特にチャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)やブラックコーヒーなどを食べたり飲んだりして、さみしさを分かち合う日となっています。まったく日本とは対照的で面白いですね。この場合のブラックコーヒーはバレンタインのダークチョコレートといった様子ですかね。
このブラックデーには、プレゼントの習慣が無い代わりに、飲食店ではシングルの人に向けた割引で通常の2倍から3倍の売り上げを期待しているそうです。事実、この日にチャジャンミョンとブラックコーヒーはすぐに売り切れてしまう人気の食べ物になっているとのこと。またこれを機会に、音楽やアパレル、イベント関連、マッチングサービスなどの企業側もブラックデーにまつわるさまざまな企画を展開しています。
ちなみにこの日に会った二人がカップルになることもあるそうです・・・互いにシングルだとわかりやすい日なので、声を掛けるいいチャンスの日なのかもしれません。商魂たくましい(ノリのいい)韓国、日本の企業も見習いたいですね。
まだまだ「オレンジデー」には商機あり!!
最後に、今回取り上げた「オレンジデー」についてまとめますと、「愛」や「幸せ」、「純粋」など、人々が永遠に求め、憧れるキーワードがオレンジ色というわかりやすい表現で消費者にアプローチできるチャンスと言えるかと思います。
また、オレンジ色はビタミンカラーと呼ばれ、元気や明るさを象徴する色ですので、そのあたりにもビジネスチャンスがありそうですね!
いまだ認知度は低いと言える「オレンジデー」ですが、飲食やアパレル、ブライダル、イベント関連などの企業の皆さんが協力することで、まだまだ新しい商機を生み出すことができるかと思います。皆さん、この日をもっと盛り上げて「第三の愛の日」に広げていきましょう!
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