愛しのエスメラルダ
そうあなたの重い思いは
そうやって女神達を傷つけていく
この痛みはおそらく
彼
独特の傷跡を刻み
あなたのその無邪気さを装った発言は
一歩間違えれば刺し違えるほどの歪んだ
力を
女神達に振り撒いていている
そんなことなど
あんたは
気づく余地すらありはしない
己の卑しさを存分に味わうがいい
お前の何者をも誑し込むでゆく
そのCHIKARAその由々しき姿
まるで
サタンの化身がエヴァに一口の媚薬を
投じるようそそのかせた
悪名高きあのサタンのごとく
しかし
あのサタンが彼女をそそのかさねば
私たち女神は誕生してはいなかった
己が怪しく妖艶であることなど
疑いもせず
天使のごとく爛漫に振る舞い
いや振る舞う以前だ
そうただのシキタリやグリーティング
のごとく
ごく自然な姿で
己に罪はない己に罪はないのである
なぜなら他者に対し一抹もそのような疑いなど
持ち合わせる術が彼女にはなかったからである
気づかないことへの罪は
どうやって償えば良いのでしょうか
~旅路へと~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?