八十八ヶ所巡礼:ライブで味わう音楽の極致
こんにちは!どうも、僕です!!
今回は僕の先生がいるバンド・八十八ヶ所巡礼について書いておきます。
通称:八八。ぼっち・ざ・ろっく!のSick Hackの元ネタでもあります!!
八十八ヶ所巡礼(八八)にハマった理由とその魅力
1. 音楽との出会い
ニコ生で配信していたとき、常連さんから「八十八ヶ所巡礼の『攻撃的国民的音楽』を見てみて!」とオススメされたのがきっかけでした。YouTubeでミュージックビデオを観た瞬間、その音楽に一発で撃ち抜かれました。他にはない、圧倒的な音の存在感に魅了され、そこから八八の音楽にどっぷりとハマってしまいました。
2. ライブ体験
ライブに行き始めた頃、渋谷クアトロや新宿ロフトでよく八八のライブを見ていました。アンコールで「脳がとろける街888」をやってくれることが多くて、これを聴きながら帰路につくのが格別でした。最近は「ぼざろ効果」と言われ、新規のファンが急激に増えています。特に『ぼっち・ざ・ろっく!』で八八のメンバーをもじったキャラクターが登場し、そのキャラが大人気になったことが一因です。今年、日比谷野外音楽堂で3000人キャパのライブがソールドアウトしましたが、小さなライブハウスでの一体感は今も変わらず、ライブの魅力を引き続き感じられます。
3. 音楽的な魅力
彼らの音楽の大きな特徴の一つは、リズムの複雑さと変拍子の多用です。彼らの楽曲には、予測不可能なリズムの展開があり、リスナーはそのリズムに揺さぶられる感覚を味わいます。特に、4/4拍子に慣れた耳には新鮮で挑戦的な構造が提供され、次第にそのリズムが中毒性を持ち、再びライブでそのリズムに浸ることを求めるようになるのです。
一方で、八八のリフは重厚でありながらもシンプルに感じられるものが多い。しかし、細かい部分で変化を持たせており、1番と2番で微妙に異なるリフを弾いたり、同じフレーズをほとんど弾かないというKatzuya Shimizuのギタースタイルが、独特な流れを生み出しています。これによって、聴くたびに新たな発見を感じさせる仕掛けが散りばめられているのです。
さらに、彼のギターサウンドは、メタル的な鋭さとテクニカルな面が融合しており、その攻撃的なプレイが楽曲全体に深みと力強さをもたらしています。加えて、マーガレット廣井のベースラインは変幻自在で、特に性別不明とも思えるハイトーンのボーカルが異彩を放つスタイル。これが、八八の楽曲にサイケデリックな要素を加え、ロックンロールのノリを維持しつつも予測不可能な展開を作り出しています。
また、賢三のドラムは、ヘヴィなビートとグルーヴ感が強烈で、リズムセクション全体を強固に支えています。特に、彼らの楽曲は、ジャムセッションの中で形作られていくため、スタジオ録音された曲でもライブごとに異なるエネルギーを感じられ、即興性が大きな魅力となっています。彼らの音楽はジャンルを超えた多様な要素を含んでおり、ハードロックやプログレ、サイケデリックな要素が混ざり合い、聴くたびに違った側面が顔を覗かせます。
4. 彼らの音楽が持つ社会的なメッセージ
曲名や歌詞には、時折現代社会に対する鋭いメッセージが込められており、特に「凍狂」などのアルバムでは、彼らが抱く日本社会や東京への怒りやフラストレーションがストレートに表現されています。国歌「君が代」の演奏や、三島由紀夫の引用など、一見右翼的とも取られかねないパフォーマンスが散見されますが、それはむしろ現代日本への批判として解釈すべきでしょう。
5. レッスンでの洞察
普段(=ライブ)は謎の多いKatzuya Shimizuですが、レッスンでは意外にも普通に話してくれて、ギターの楽しさを伝えることに情熱を注いでいることが伝わります。現在、コロイデア音楽塾の塾長を務めていますが、バンド活動との両立で忙しそうです。新規生徒の募集は停止しているかもしれませんが、機会があれば彼から学ぶ価値は非常に高いでしょう。