入学式は小学生になる場
4月になって新しい生活が始まった方も多いと思います。
私も同じ組織内で異動して人事関連というか人材育成の担当に戻りました。
そして今日は子どもの入学式がありました。
東京近辺だと今日が多いのかな。。。
保育園には通っていましたが、小学校はまた違うのだなと実感しました。
教室で親とは別れて、初めての先生、初めてのクラスメイトと事前の準備なしに式典に入場してくるわけです。
式典中も起立・礼をしたりと、ぶっつけ本番でよくできているなと感心しました。
子ども自身の意識も変わったように思います。
4月1日から学童保育には行っていたのですが、生活が変わることを今日実感したようです。
忘れ物のことを気にしたり成績についてどういうものなのか聞いたり、、子どもの行動が変わったのを実感しています。
大人の組織でも同じ?
それで思ったのは職場のことです。
私の職場(地方自治体)では異動や昇任する時には辞令交付があります。
特にマネジメント層である係長級以上の異動や昇任については、トップからの辞令交付がありかなり物々しいものです。
それに伴い人事担当は結構な手間をかけています。
個人的にはあまり大きな意味を感じておらず「こんな手間と時間をかけてやることなのかなー」という程度の認識でした。
ただ、子どもの入学式での変貌を見ていると通過儀礼というかイニシエーションの持つ力は侮れないなと感じました。
組織に馴染んでいくことは、自身の過去の当たり前を棄却して新しい常識を受け入れるということです。
今日から違う人生が待っている、そう認識するための時間としての儀式は無駄とは言い切れないなと思いました。
特に役所を中心に多くの日本の組織はメンバーシップ型です。
明確なジョブディスクリプションのあるジョブ型であれば帰属意識はそこまで重要な変数ではないかもしれませんが、メンバーシップ型の場合は組織の中の人になることが必要になります。
その時に恭しく辞令を受け取るという儀式をすることで、神に誓うわけではないにせよ自身で変化を受け入れるという行為が、変化を自身に納得させるという効果があるのだと思います。
とはいえ
メンバーシップ型による弊害も言われるようになって久しいので、儀式をするのが正しいとも思えません。
直線的な成果を出していくためにはメンバーシップ型が、対応力というかレジリエンス的にはジョブ型が強いような気がするので、その組織の方向性や状況に応じて違うのだと思います。
入学式から飛躍しすぎました。
我が子に楽しい生活が待っているといいな!
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