観劇の感想を語るということ

宝塚ファンです。
長い年月一人で観劇していて、観劇後に「すてきだったね」と感想を語り合える友だちがいたらどんなに楽しいだろうと夢想してきました。

ある時期から匿名で感想をSNS上で呟き始めましたが、それに対する反応がだんだんと苦になってきてアップをためらうようになってきました。それでも顔の見えない人たちの言うことはスルーすることができましたが、ほどなくしてリアルな知人に身ばれして以降、食い違う感想を持ったときに相手の意見を慮って正直に言えなくなってきていることに気がつきました。相手のほうも私の呟きに反応しないときは、違う感想なのだろうとあれこれ考えてしまうようになり、苦しくなってそこでの呟きをやめることにしました。
あらためてこちらに、覚え書きとして正直な観劇の感想をひそかに書いていくつもりです。こんどは知り人には誰にも言わず、誰の反応も気にせず、自分が観て、感じたことを率直に綴るつもりです。
観劇で感じることは、人それぞれに違うもの。同意ばかりを求めるつもりはなかったものの、やはり読む人の感情を逆撫ですることのないように気をつかうのも違うような気がします。

私は演劇評論家ではないし、技術を云々したり出来映えを評価する技量はなく、極端な話し、好きか嫌いか、合うか合わないかということで、それは本当に個人的な趣味の問題です。私が好きだから他の人も必ずしも好きなわけはなく、その逆もあり得ません。
たまたま意見の合うときがあるとしても、いつでも全く同じはずはない。リアルな知人だと感想を語るにも遠慮があるものだと知りました。

あらためてこの場に、はじめまして。
カムバック、率直な私。


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