保育園の種類① 認可・小規模・幼保一体・家庭的
保育園と言っても色々な種類があることはご存じでしょうか?
保活をするにも、どのようにスタートしたらよいかわからないという方は多いと思います。
例えば、とりあえず近くの保育園を検索したけれど、認可?認証?認可外?企業?小規模?はて何のこと?と疑問符ばかりでしょう。
なんとなく違いは理解するも、どこをポイントにどのような利点があるのか情報が多くて整理する前に疲れてしまう、とよく相談されます。
今回は「認可・小規模・幼保一体・家庭的」保育園の種類について、基本構造でここだけは覚えておこう!という、ポイントを絞ってお伝えいたします。
認可保育園
国が定めた基準を満たし、各都道府県に認可された保育園を指します。
基本は国に従い、保育や衛生が一定基準保たれています。
よく目にする「ビルの中にある保育園」は、こちらが多いのではないでしょうか。
運営母体により、保育方針の違いはありますが、皆さんが想像する一般的な保育を行っているところがほとんどです。
以下は、各園の基本構造を紹介していきます。
私立・公立の認可保育園
・公立と私立の違い
公立:行政運営、保育士は公務員
私立:企業や法人などが運営母体であり、国から認可をもらい運営している、保育士は一般採用
・保育対象年齢(保育園で保育できる年齢)
0歳~5歳(就学前) ※1歳~の園もあるので要確認
・定員(保育園に在籍可能人数)
20名~
・職員例(園に属し、勤務する者)
園長・主任・保育士(パート含)・栄養士・看護士・事務
※定員人数により変動
小規模保育園
・認可より小規模対象の基準をクリアし、認可を受けている保育園
A型:有資格者で構成された園
B型:有資格者と無資格者で構成された園
・保育対象年齢
0歳~2歳 ※3歳以降は、近くの連携園等に転園する措置があり
・定員
~19名
・職員例
A型:園長・主任・保育士・栄養士(または調理員)
B型:園長・保育士・無資格保育者・調理員(または栄養士)
学校法人・社会福祉法人
・認可基準をクリアした私立の保育園
通常認可園と変わりはないが、独自性がある園が多い
・保育対象年齢
0歳児~5歳児(就学前)
・職員例
園長・(教頭)・主任・保育士(パート含)・栄養士・看護士・事務
※園の特色で体操の先生がいたり、外部講師を入れていたり、様々。
認定こども園
・幼稚園・保育園が一体となった園を指す
幼稚園併設のため広い敷地であることが多い、養護と教育を兼ね備え独自性が強い
・保育(教育)対象年齢
保育園:0歳~5歳(就学前)
幼稚園:3歳~5歳(就学前)
・職員例
園長・教頭・主任・教諭・保育士・看護士・栄養士・事務・用務員
※園の規模によっては様々なため、パンフレットで要確認
家庭的保育園
・家庭的保育事業は、認定を受けた家庭的保育者の住居で保育を行う
「保育ママ」と呼ばれており、区市町村に従い、事業を行う
※給食が提供されない園もあるので要確認
・保育対象年齢
0歳~2歳 ※3歳以降は連携園へ転園の措置あり
・定員
おおよそ 3名~5名
・職員例
保育ママ(有資格者)・保育士(有資格者)
まとめ
今回紹介した内容は、認可保育園の本当にざっくりとした見分け方と基本構造です。
保活スタート知識としては、この程度の見分け方で十分です。
詳しく知りたい方は “内閣府” “東京都保健福祉局” “各自治体”のホームページをおすすめします。
次回は認可外、事業所・企業・院内保育園を紹介していきます。